森田剛の選択は当然だと思った話

私が唯一25年間、推し続けていたV6が今年の11月1日、
デビュー日をもって解散する。

解散するというか、解散するらしい…みたいな気持ちである。
よくもまぁ一緒に走り続けてきたと思うし
誰も欠けることなく25年も一緒に仕事してすげえなとさえ思う。
どちらかといえば嵐のが同世代だけれど、
解散する要因、というかそのきっかけになった森田剛の

「芝居をやるために事務所を辞めたい」

の発言は痛いほど気持ちがよくわかった。

私は35歳で転職した。
このままこの仕事を続けていいのか。
このままでいいのか。
居心地のいいパラリーガルという身分を捨てて
身分保障はあるがまったく別の惑星の仕事をするべきか。

この答えが出ない人生の問いを心底感じたとき
私は40歳を前に次のステージを今の職にすることにした。
これが選択肢として正解を選んだかはわからない。
未だに誤った気もする。

森田剛は40も過ぎて
結婚して子供もいて(りえちゃんの子だけどね)
年齢的にもうアイドルと呼ばれるには厳しい年齢になって
じゃあ残りの人生の時間をどう過ごしたいか、
どうしたいか、何やりたいか、
と思ったときの答えが

事務所を出て芝居一本でやりたい

だったのだとしたらそら他の5人、誰も止められないわな。
だって気持ちがわかるもん…

私の同期は同世代だけどわりと上が多い。
みんなお兄ちゃんたちで
彼らが何故、
「なんでこんなとこいんの?」
みたいなキャリアをお持ちで
仕事もできてめちゃめちゃ人格者なのに転職してきたのか
ひととおり知っているだけに

そら森田剛だって…そらそうよな

て思ってしまった。
なにひとつ疑問を持たなかった。
若くない年齢でこの先を考えるのよアラフォーは。
考えてしまうの、
やり直しが効かなくなる年齢だからね。
1年1年どんどん短くなって、
選べる選択肢も減ってくる。
目をつぶれば通り過ぎる気にしてることを
そのまま見過ごしたっていいけど、
そうはできないのよな。
響いちゃってんだもん心に。
「こうなりたい」が自分の中で響いちゃってんだもん。

5人が6人じゃなきゃ意味ないって解散を選んだこともすごく気持ちがよくわかるし
お互いがお互いを心配し、想い、答えを出したことも正解だなと思った。
私が14歳からずっと見続けて
Lexus1台買えるほどに貢いできたV6の着地点は
正解だと思うのよ。

歌って踊る岡田がもう見られなくなるのも、
長野くん長野くんて岡田が最年少で遊んでる姿が見られなくなるのも、
めちゃめちゃ悲しいし寂しいけど、
形あるものはいつか、
自我があるものはいつか、
自分の想いとは関係なく、失われいくものなのよな。

失われたものに想いを馳せても仕方ない。

かっこつけたくなんてない。
ほんとうはもっとライブ見たかったし、
歌って踊る6人が
あそんではしゃいでケラケラ笑う6人が見たかった。

でも次のステージを選んだ6人もめちゃめちゃ応援している。

ファンとして
同じアラフォーとして。
とにかく11月1日まで楽しく自分らしく仕事をして、
今日も明日も明後日も
存在していてください。

楽しい毎日と青春のすべて。
ありがとう。

あ、今度楽曲ベスト30くらいここで語ろうっと。

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