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僕は映画と呼ばれている。 初老の塾講師が黄昏時、来し方行く末に思いを馳せつつ、これまで観…
私は棺です。 お時間となりました。 生と死の橋渡しにございます。どなたさまも必ず、お迎え…
(あんたは金が欲しいんだろ) 『え……たーしかに確かに』 (でもよ。なんで欲しいのさ) 『…
『え。コレいいのかよ』 (かまへんかまへん) 『いや、でも、背徳的というか』 (ほんにお堅…
『やれやれ~後悔ばかりが浮かぶぜ』 (己の仕事じゃ。誇ればよかろう) 『とんでもないぞ。黒…
(健康って、病気のツラさがあるからこそ、深く味わえる道理なの。皮肉なものよね) 『たーし…
『ありがとう。楽になれたぞ』 (そいつは目出度ぇことだ) 『金を稼ぐことに囚われてた』 (ムリねえよ。ご時世だもんな) 『再起動できたね。言われた通り空を見上げていたら、雲がふんわりゆったり流れてさ』 (たまにはいいもんだろ) 『問題は解決してないけど、一瞬でも解放されたというか……逃げてるだけかもな』 (かっかっか。そのままでいいんだよ) ☆☆☆ こんにちは! フジミドリです♡ 今回の私物語は、お金に関する幽界見聞録の二巡目となります。 私は眠りに就く前、ど
『愛ってなんだろね』 (いややわぁ、旦那はん) 『気恥ずかしい言葉でさ』 (ははぁ。慣れて…
『仕事の上っ面に囚われなくなったよ』 (ふむ。こちらで理解が深まったのじゃな) 『どうや…
『霊魂の自分は死なないんだよな』 (そう。永遠不滅だわ。死ねないの) 『なんかこう、実感わ…
『どうにか生きて来られた。金とは縁がない人生だったけど、何とかなるもんだ』 (あんたが決…
『ここまで生きると、人間関係いろいろあるのさ。思い出すと消え入りたくなっちまう』 (ふふ…
『この歳までよく生きてきたよ』 (感慨深いものがあるようじゃな) 『振り返ると夢でも見てる…