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午後3時の私物語

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人生の出来事を題材に人間的な視点ではなく魂の観点から理解|小説のような随筆のような新しい創作で私物語|霊的な世界も扱いますが苦手な方は幻想文学としてお読み頂ければ嬉しく思います|
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記事一覧

今ここで──わたしと

一体、何を書けばいいかな。書き尽くした気がする。まだ何か、残っているだろうか── ☆☆☆…

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細胞の囁き魔女の一撃

椅子から立てない。テーブルへ手をつく。体重を支える。どうにか立ち上がれた。 けれども、次…

143

お金が空から降って

『いや~懐かしいね。高校入試の時以来だもんな。キミ、大人っぽくなったよ。元気そうで何より…

177

古くなる教育は手放す

『では、講師研修会を始めます。今回のテーマが、アクティブラーニングの進め方です。ご一緒に…

156

手放せ引き寄せの法則

耳が熱い。背骨の底は引き締まる。まるで立ち眩みのように、血の気が引いてゆく。 どうして、…

154

貴方があたしを思う時

懐かしい気配がある。 久しぶりだった。 でも、普通に会話している。 『霊界、死後の世界。本…

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ボクが生まれた日

1958年5月1日5時53分 ボクはこの地球に生まれる それまで光溢れる霊界にいたのだ 明るく温かで柔らかく そして、心地よい── ☆☆☆ こんにちは。フジミドリです。今日は、私の誕生日。64回目となりました。 本来の誕生日は、両親を祝う、なんて聞いた記憶がございます。とはいえ── 父が他界。母は入院中ですが、ウイルス騒動のため、見舞うことも叶いません。 そんな私の、霊魂から観る誕生日、お読み頂ければ嬉しく思います。 ☆☆☆ ボクはよく覚えている。 なんで、

母は今年の1月で

「そう。よかったね。だったら、あなたしか書けないもの、書かなくちゃだよ」 母が笑顔で、生…

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走り出して止まらない

やぁ、祖母ちゃん、元気かい。 霊界の暮らしはどうよ。 オレは元気さ。 え。なんだって? 孫…

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異世界転生でまったり

悪役令嬢が、前世の記憶を取り戻す。 なんてことかしら。あたしは、ブラック企業で扱き使われ…

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聞こえぬ声を聴く時間

ハリーポッターってありますね。完結の7巻が出版されるの、ミドリはとっても楽しみにしていた…

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うしろの正面ダレかな

守護の神霊を書く機運になったわけだが──大丈夫かオレ、みたいな。 だって、なんの根拠もな…

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理解できない人工知能

目が覚めた。 スマホは夜中の3時を表示する。 寝たのが11時過ぎ。充分な睡眠時間とは言え…

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父の日には空を見上げ

やあ、父さん! 元気かい。 うーん。亡くなった人に元気かって訊くの、やっぱ違和感あるよなぁ。 でも、今となっては、父さんも立派な幽界人だからね。これでいいかなと思うわけ── ☆☆☆ こんにちは。フジミドリです。 いよいよ、シーズン1の最終回となります。お読み頂きまして、本当にありがとうございました。ひたすら感謝なのです。 今回の私物語は、昨年秋に他界致しました父との対話を通して、私とミドリの息子代わりだった1頭の馬について種観霊します。 死者との対話──馴染めな