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2歳児が急に寝なくなる? 効果的だった睡眠退行を乗り越えるコツ4つ

こんにちは。アメリカ東海岸在住ママプレナーのSacraです。

突然ですが、我が家の2歳児が急に寝なくなりました。

そうです、恐れていた「睡眠退行」です。

赤ちゃんの睡眠退行とは?

ちょっと前までは、お風呂→読み聞かせ→子守唄のオルゴール音楽(10分程度で自動終了)をかけながらベッドへ→消灯、というルーティンで、朝までたっぷり寝てくれていたのに、です。

小さい子のいるママにとって、夜の寝かしつけは、夢のフリータイム確保への死活問題!

特に、寝かしつけ後に予定している仕事や、趣味の時間、夫婦の時間、自分のための学習予定がある場合など、寝ない子をポンポンしつつ、虚しく過ぎていく時間にため息が出ますよね。

小さい子のいるママにとって、鬼門ともフリータイムへのgateway(ゲートウェイ)ともなりうる寝かしつけ時間、我が家がとった対策で、特に効果的だったものをご紹介します。

そもそも赤ちゃんの睡眠退行とは?

以前はよく眠っていたのに、夜に頻繁に目が覚めるようになったり、お昼寝を拒否したりするようになった場合は、赤ちゃんの睡眠退行が起こっている可能性があります。

睡眠退行は、おおよそ、4ヶ月、8ヶ月、18ヶ月、2歳頃に心身の発達成長のマイルストーンとして、大体数日から数週間に渡って起こることが多いそうです。

特徴としては、以下が挙げられます。

-就寝時の入眠困難
-頻繁な夜間覚醒
-早朝の目覚め
-昼寝の困難

はーい、我が家は全部当てはまりました(大粒涙)。

しかし、この数日から数週間が、ママにとっては大きい!涙  

そして、寝ない子を寝かしつけつつ悶々と過ごす時間は、普段よりも3倍遅く流れ、出口の見えないトンネルのようです。

例えば、私の場合、この時期、寝かしつけに2-3時間位かかり、その間、同様20曲程度をリクエストされるままに歌い、読み聞かせ本も5冊くらい、消灯してからもソワソワしている娘を、トントンすること1時間半、ヨロヨロになって終了、という日もありました。

さらに、夜中も3時半や5時半に起こされる始末。

このままでは、娘の睡眠の質も、自分の夢のフリータイム(大抵は起業準備に当てている)も、昼間の生産性もやばい、と踏んだ私は、アメリカの文献や論文なども色々読んで、以下のような対策を取りました。

ベッドタイムのルーティンを死守する【睡眠退行対策その1】

寝なくなっても、日々のベッドタイムのルーティンは死守しました。

子供は、大人が思う以上に、習慣と一貫性を好みます。

例えば、夫婦で呼ばれた会食があり、娘を預けて帰宅が遅くなった時、ベビーシッターは、直前までママと本を読むと言い張って、疲れているのになかなか寝ようとしなかった、と報告してくれて切なくなりました。

それ以来、何があっても、娘のベッドタイムまでには夫婦どちらかは必ず帰宅するようにしています。

我が家の場合の(睡眠退行前の)通常のベッドタイムのルーティンは以下です。

1. お風呂→パパが受け取り着替えさせ、娘部屋で遊ぶ(10分)
2. 10分後→ママと交代→日本語で絵本読み聞かせ(30分)
3. 30分後→パパと再交代→仏語で絵本読み聞かせ(15分)→娘をベッドに寝かせ、眠くなる子守唄をかけ、完全消灯
4. 10分以内に娘寝落ち

8時くらいから、計45分の寝かしつけ。

ちょっと長めですが、寝る間のインプットは、脳にも定着しやすいので、両親の母国語での語学教育も兼ねています。

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娘も、毎回、自分で本を選んでくるので、この時間をとても楽しみにしている様子。

睡眠退行で寝なくなっても、1から3までのパターンは崩さないようにして、それでも寝ない場合は、私が暗い部屋に戻って、添い寝で寝かしつける→ノンレム睡眠に突入したら抱えて自分のベッドに移動させる、という、耐久戦に持ち込みました。

やはり親の呼吸や鼓動を近くに感じると安心するのか、ピタッと寄り添って寝落ちしていく様子は愛おしくなります。

アメリカでは、添い寝は一般的ではなく、小児科医や周囲のアメリカ人ママからはオススメされないのですが、時と場合によっては取り入れてもいいのではと考えています。

お昼寝スケジュールを前倒しし、遅くとも3時にまでには切りあげる【睡眠退行対策その2】

お昼寝スケジュールを再度見直し、若干前倒しして、遅くとも2時半から3時にまでには切りあげるようにしたら、夜は自然と眠くなるようでした。

うちの子はよく昼寝をする子で、ほっとけば1時から4時過ぎくらいまで寝ている日もありましたが、睡眠退行が始まってからは、断固3時に強制終了。

もうかなり体力がついてきているので、いつも通りお昼寝時間にベッドに入れても、全く寝ようとしない日もあります。

たとえ、全くお昼寝をしなかった日でも、3時まではベッドでおとなしく過ごさせ、3時になったら通常のアクティビティに戻り、寝なかった日、夜は普段より1時間早く、7時過ぎにはベッドタイムをスタートさせました。

日中のスケジュール(特に起床時間)を死守する【睡眠退行対策その3】

睡眠退行が始まるまで、娘の朝や昼寝の起床時間は、「本人が自然に起きるまで」が基本で、1時間以上ばらつきがある日もありました。

また、週末はご近所さんや友人宅に家族に夕食に呼ばれたりして、就寝時間も遅くなることもあり、その翌日は、好きなだけ、9時過ぎまで寝たりする週末もありました。

この睡眠退行が始まって、特に気をつけたのは、起床時間の死守。

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つまり、

起床時間(我が家は7時半)、昼寝時間(1時から3時)、夕食6時半、お風呂7時半、ベッドタイム開始8時

というルーティンを、週末も含めて毎日同じにするということでした。

たとえ、夜なかなか寝ずに、寝かしつけが10時までかかっても、起床時間は心を鬼にして断固として守りました。

平日も子供にフルコミットする時間を捻出し、愛情をここぞとばかりに注ぐ【睡眠退行対策その4】

そもそも、睡眠退行の一因は、母親との分離不安にあるのではと考えられています。

平日は両親ともにたっぷりと遊んでいましたが、私の平日は、6時にベビーシッターから引き継いで、そのまま怒涛の夕食作りや家事をしながら、上の空で2歳児のおしゃべりに付き合う、という感じでした。

ここをちょっと反省し、寝起き30分、夕食前30-60分の時間を捻出し、娘だけにコミットする時間を意識的に設けました。

もちろん、その時間は、携帯も家事も禁止です。

一緒に近所をお散歩したり、ヨガをやったり(?)、公園で走り回ったりして、とにかく、2歳児だけに集中します。

特に、この本は熟読して、子供との向き合い方のとても参考にしています。(育児書オタクで、60冊位ざっと流し読みしましたが、これはその中でも名著です。)

なんと、今はコミック版も出ているのですね。

https://amzn.to/31ro31e

特にワーママにとって、たとえ30分でも、平日子供だけに集中する時間を取ることは至難の技ですが、これをやるとのやらないのとでは、ベッドタイムの難易度が大きく変わります。

子供の情緒安定と自己肯定感の形成にも、1日の始まりと終わりは、たっぷりスキンシップをとって子供のラブラブの時間を作るよう心がげています。

ちなみに、有名な七田式教育では、子供を抱きしめる時は8秒間、とオススメされています。(七田式含め、いいと判断したメソッドやテクニックはPDCAサイクルでどんどん取り入れています。)

七田式教育でもオススメ。8秒間の強い抱きしめ、正しい方法

ベッドタイムを楽しいものに!可能な限り、自分で選択させる【睡眠退行対策その5】

満足な愛情をベッドタイムを楽しいものにするために、可能な限り、自分で選択させるようにしました。

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例えば、その日のパジャマや読み聞かせの本、色々ある歯ブラシや歯磨き粉の種類まで。

こうすることによって、子供に自律性と自信が生まれているように感じており、安眠にもつながる気がするのです。

まとめ

本日は、我が家の体験を踏まえつつ、特に効果的だった睡眠退行を乗り越えるコツ5つをご紹介しました。

より詳しい参考情報を学びたい方は、以下のサイトが非常によくまとまっています。

睡眠退行対策の10つのコツが詳細に説明されているので、ご参考までに。(英語ですが、google翻訳などで大まかに読めれば十分だと思います)

日本語訳: 2歳児の睡眠退行を乗り切るための秘訣

夜の時間、疲労困憊のママの参考情報になれば嬉しいです。

また、その他海外ワーママの実態やタスク管理などにご興味のある方は、以下の記事もどうぞ。

海外ワーママから学ぶタスク管理のコツ、「パラレルタスク」のすすめ

一緒に頑張りましょうね😋








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