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叩く前に知ってほしい!越山監督のこと。

新生ドリブンズめちゃくちゃ楽しみですね!
はじめまして!sacoと申します。

このところ、SNSをネガティブに湧かせすぎだったドリブンズ。
先日の越山監督のインタビュー記事で、ちゃんと読んでくださった方にはチームのやりたい事がきちんと伝わったようで安心しました。
ですが、「越山監督こわい…」というイメージも含め、越山監督個人への誤解はますます深まるばかりです。

越山さんは麻雀が大好きです。ダークなイメージのせいで麻雀というゲームが正当に評価されていない状況をなんとかしたい、雀士たちを光の当たる場所へ押し上げたいと、ずっと頑張ってきた人です。
例のインタビュー記事では、越山さん本人の意思であえて叩かれにいっているとは思いますが、それでも、功労者の越山さんがみんなに嫌われて、まったく報われてないってなんなん?と思います。
越山さんが麻雀を正当に評価してほしいと願うのと同じくらいに、わたしは越山さんこそ正当に評価されるべきだと思っています。

私はフリーランスのデザイナーで、ドリブンズではユニフォームのデザイン(初年度はすみませんでした!)や、イベント時の動画編集などをお手伝いしています。
そして、越山さんのことを命の恩人だと思っています。
命とまではいかなくとも、越山さんを大恩人として慕っている人は実はたくさんいるんです。
いっしょに仕事をするようになって14年あまり、まだはっきりと形になる前の企画書やプレゼン用の資料作りにも携わって、越山さんがどんなことを考え、どんなふうにがんばってきたか、一番わかっているつもりです。

越山さんには「無粋なことをするなよ」と苦笑いされそうですが、SNSを見るたびにモヤモヤしてしかたがないので、僭越ながら、私の知っている限りの越山さんとドリブンズの本当のところを(もちろん、話しても差しつかえのない範囲で)お話しさせてください。

1.  全てのはじまりは越山さん

これをご存知ないせいで、誤解なさっている方も多いのではないかとおもいます。
RTDもMリーグも、越山さんがいなかったら実現しませんでした。
新しい何かが始まった時、そこには必ず見えないところで長年汗をかいてきた人がいます。Mリーグでは、その役が越山さんと、Mリーグで審判も務められているRTDの張さんでした。

張さんと越山さんは大学同期の盟友で、ずいぶんと前から、麻雀のダークなイメージを払拭してもっとハイセンスな頭脳ゲームとして普及させられないものか、麻雀プロが安定して収入を得られるリーグを作れないものか、特に女流プロの活躍の場をつくりたいと、試行錯誤していました。

当時の女流プロ雀士は、今以上に夜の雰囲気あふれる服装でしたので、もっと太陽が似合うようなカジュアルでスポーツ感のある、たとえばユニフォームっぽい服装で対局してもらおうという企画もありました。
残念ながら実現はしませんでしたが、今振り返ると、Mリーグへつながるイメージだったと思います。

そして2014年、藤田社長との出会いがあり、いままでにない高級感あふれる雀荘RTD設立に至ります。
いま、当時のデータをみていますが、RTDの事業計画書を作成したのが2014年の7月、その後、RTDインビテーショナル、麻雀プロ団体日本一決定戦、博報堂麻雀部、麻雀企業対抗戦、サイバーエージェント社内最強戦、と続きます。
このころは、イチロー選手の3000本安打達成時の準備でばたばたする中、ルール説明やネームプレート、個人シートなど、麻雀の大会につかうプリントばかり作っていた記憶があります。

そしていよいよMリーグ発足へ!2018年3月の日付の、50ページに及ぶ、力の入った資料のデータが残っていました。
私はまとめてレイアウトしただけですが、送られてくる原稿がだんだんとブラッシュアップされていくようすは今見てもワクワクします。
越山さんも、麻雀にとってMLBのようなところになるといいなと、とても嬉しそうに話していました。
この資料を見ても、Mリーグの持続的な成功には、ショーとして盛り上げるだけでなく、麻雀というゲーム自体の価値をあげていくことは不可欠で、越山さんがドリブンズでやろうとしていることは、発足当時からブレず、Mリーグの理念に沿ったものだとあらためて感じます。(この資料プリントして配りたいくらいです)

そういえば、園田選手が影の監督なんじゃないか?などという不思議なコメントも見受けられましたが、越山さんはドリブンズだけでなく、Mリーグ発足当時からリーグ全体が発展するためのプランを練り上げてきた方ですから、チームの方針が園田選手の言いなりな訳はないのです。
せっかく監督が自ら燃えに行ってるわけですから、もともと炎上してもいない、反論したくてもじっと我慢している園田選手に火の粉をとばすのはやめてあげてください。お願いします。

越山さんは、スポーツ関連コンテンツのプロデューサーとして知られていますが、もうひとつ情熱をそそいできたのが、「悪いイメージのせいで世間から誤解されている優れたコンテンツに光をあてる」ことです。
特に自分の大好きなものの良さをみんなに知ってほしい、それに関わる人たちにも光を当てたいという思いが常にあります。
みなさんの記憶に新しいところでは、サウナがそうです。
いまではおしゃれな若い女性でもふつうに「ととのった〜」とサウナをたのしんでいますが、以前はサウナといえばおじさんたちのものでした。
サウナを愛する人たちのことを呼ぶ「サウナー」という言葉をつくったのも越山さん、日本プロサウナー協会をつくってプロのサウナーという概念を作ったのも越山さんです。

もともとネガティブなイメージのせいで燻っていただけの優れたコンテンツは、その古いイメージを拭い去り、新鮮なイメージを添えてあらためて世の中に送り出してやると、自分のちからでじわじわと広がって、大きな波になっていきます。そのコンテンツに無関心だった世の中に一石を投じて、ぽちゃんと最初の波紋をつくってやるのが越山さんのお仕事なのです。

そして同様に、麻雀も。今まさに最初の波を起こしている最中です。

2.越山監督ってこんな人

越山さんをドリブンズの監督としてしかご存知ない方は、クールな敏腕ビジネスマンという印象かと思います。

でも実際は、周りを笑顔にしてくれる楽しい人で、愛嬌たっぷり人懐っこいクラスの人気者タイプです。
英語は苦手ですが、言葉が通じなくても出張先のアメリカ人とすぐ友達になる、コミュニケーションの天才です。
そして意外と抜けているところもあり、お友達から「しかたないなぁww」「大丈夫かぁw」と心配される愛されキャラでもあります。
わたしも、越山さんアメリカ出張時は、変な水飲んでお腹こわしてないかしら…ちゃんと部屋の鍵閉めたかしら…といつもお母さんのような心配をしています。

越山さんが忙しすぎるせいもありますが、急ぎの仕事の急ぎ具合がえぐいこともあります。いままで最短で、15分後にちょうだい!というのがありました。
でもこういう絵でごめんなさいしてくるので、余裕で許せてしまいます。

潤んだ目で許しを乞う子猫


北海道のクマ(イメージ)


気に入ったのでTシャツにしました

越山さんが一時期はまっていたTwitterでも、ほんわかしたおもしろTweetが人気でした。
そういえば、会議中にTwitterをみていて、www連打で草を生やしていたら、越山さんがイラついていると勘違いした周囲がピリッとしたという逸話があります。

情熱家でロマンチストでもあり、恋愛観は中2のまま、とてもせっかちで怒ると怖いですが、女性や子供にはとても優しく、弱いものの味方です。
以前、よちよち横断歩道を渡っていたおばあちゃんに至近距離から激しくクラクションを鳴らした黒塗りのベンツにキレて、やめろ!とタイヤを蹴飛ばしたことがあります。知らないおばあちゃんですよ。
そういうところもとても心配でしたが、結婚なさってからはとても辛抱強く穏やかになりました。結婚すごい。奥さんが大好きすぎて、ときどき奥さんの素晴らしさをプレゼンしてしまうくらいの愛妻家でもあります。

頑固に見えますが、人の話をよく聞いて、いいところを取り入れられる魂の柔らかい人です。でも曲がったことは大嫌いで、たとえそれが険しい道だとしても、あとから自分が後悔しそうな道は頑として選びません
そして、これは伝わっていると思いますが、ものすごく心の強い人です。仲間をかばって矢面に立てる人です。
まかせるから自由にやって!だいじょうぶ!と越山さんはよくおっしゃいます。
わたしはお言葉に甘えて自由にやりすぎることもあるのですが、それでうまくいかなかったとしても、越山さんが上で止めてくださるのでお叱りをうけたことは一度もありません。

敵に回すと、ものすごくめんどくさいけれど、味方になれば最高に頼もしい人。ひとことでいうと、めっちゃかっこいい人です。

3. ドリブンズとMリーグ理念とエンタメと

以上を踏まえまして、もういちどドリブンズがやりたいことはなんなのか、おさらいさせてください。

まず、越山さんは麻雀が大好きで、もしかしたら誰よりも、Mリーグの持続的な成長を願っています。
ではなぜ、他のチームのように華やかな人気のある選手を獲得して、番組を盛り上げないのでしょうか?
それは、そういった華やかに魅せるエンタメだけでは、Mリーグはおそらく長くは続かないだろうと考えているからです。
実際、私のまわりでも、エンタメ重視の現在のMリーグにはまったく興味をそそられないという麻雀ファンは少なくありません。
Mリーグの発展のためには、Mリーグというコンテンツの魅力だけでなく
知的ゲームとして競技麻雀そのものの魅力を発信し、麻雀のイメージを高めていくことが必要不可欠です。

Mリーグ理念の一番最初にに記されている、
「高度な頭脳スポーツとしての麻雀への認知の確立」
これに全振りしていこう!というのがドリブンズです。

知的ゲームとしての麻雀を真剣につきつめて、最高にたのしい頭脳スポーツとして昇華させる、そのための別解をさがして試行錯誤する
決して簡単なことではありませんが、そんな高い目標にむかって奮闘する選手たちの頑張りを見ていただくこともまた、立派なエンタメになるのではないかと思います。

Mリーグは無限に続くわけではなく、いまどんなに人気のある番組でも視聴者に飽きられたらそれで終わりです。
そういう危機感があるからこそ、みんなでなかよく同じことをするよりも、いろいろな個性のチームがあったほうがいい。
個性の数が多いほどに、それぞれの魅力がそれぞれ違った視聴者層を呼び込んで、Mリーグは成長していくのです。

4. 越山監督は全部わかっていてわざとやってます

最後にもうひとつだけ。
越山監督は、「今の成績ではなにを言っても言い訳になるし、正確なところはぜったいに伝わらないから、いいの、黙って耐えるの。」
とずっとおっしゃっていました。

それなのにロングインタビューをうけられたのには、出て行かざるを得なくなった理由がありますし、すべてわかった上で火に油を注いでいます。

越山さんご自身は、メンタルがおそろしくタフなので、ネットで叩かれようがどうってことないし、むしろ、思ったとおりうまくいったぜフフフ、くらいに思っているのではないかと思います。

このnoteはあくまでも私個人が、越山さんがスネイプ先生ばりに誤解されて嫌われているのを見ているのが辛かったため、おもわず書いてしまったものです。
ですので、まぁたぶん、このまま叩いていただいてもいいのかな、とも思いますが…でも、やっぱり、見ていて胸が痛むので、お手柔らかにお願いします!

ところで、昨夜のドラフトの際、越山監督が指名入力中のお隣のPCをじっくり覗き込んで、一部の方からまたお叱りを受けていましたが、あれも「前回みたいにカンニング越山ってコメント欄が盛り上がるかなと思ってわざとやった」のだそうです。

越山さんはツッコミ担当のようにみえますが、実はボケなので、次のシーズンのクラブハウス配信では、きっと、まきどん選手が上手につっこんでくれて、越山さんのチャーミングなところがもっと伝わるのではないかと思います!

長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました!
新生ドリブンズたのしみすぎて、秋が待ち遠しいです!
応援してもらえるようにがんばる姿を、力の限り応援します!

がんばれMリーグ!がんばれ赤坂ドリブンズ!

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