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温度が伝わる映画「ちひろさん」

映画「ちひろさん」やっとみた。
以前noteで[「感情を沈静化したい時に読む漫画【ちひろさん】」を書いていて、やっぱり感想書くならここかなと思って約3年ぶりの投稿となりました。

https://note.com/saco3/n/nb87c86f115cc

原作のファンの人、観る前緊張しなかった?
私は見たいのにずっと見れなくて 公開待ち遠しかったのに見る思い切りがつかなくてここまできてしまった。

毎日安田先生の感想リツイートみて そうか…みんな良いって言ってるな…大丈夫かな…って思いながら様子見してた。

今半年間くらい無職で、時間は腐るほどあるのに、なんならやることリストに入れてるのに、ずっと見れなくて、寝れない夜にやっと踏ん切りがついた。
そしてとてもよかったわい。

もはや、ただの感想呟きなんだけど、つらつら書いていく。

いやいや有村架純ちゃん〜?違うっしょ〜 って思ったけど、ほんとちひろさんだった。


そしてタエさんだった。
終始流れてる波の音で、 ちひろさんの常温感があって良かった。
なんか太陽に照らされて生暖かそうな時もあったし、夜の風に冷やされて冷たそうな時もあった。

以降ただの好きなところ。

●のこのこのお弁当美味しそうすぎる

さすがとしか言いようがない。 さすがの飯島奈美さん。大好きです。 美味しそうがすぎるよ…ハンバーグとエビフライとサバ味噌が入ってるってどんな豪華弁当だよ食べたすぎるよ…

●オカジよすぎ

オカジよかったオカジ〜!!
なんとなく居心地悪い感じが最高にでてた。
あー大人も苦しいけど、学生の頃も違う苦しみあったなーって思い出した。

なんでも親が関係してくるし、友達に話合わせるのはめんどくさいし。
家では親の、学校では友達の顔色を伺って正解を求められて常に応えていかないと転落してしまう息苦しさ。

べっちん原作とは違った感じだったけど、2人のわちゃわちゃ感観れて可愛かった。

そして、日々を救ってくれるのは漫画だよね…わかる。ありがとう漫画。
雑多な棚で茶ばんだ古い漫画と出会うことって本当に素敵なことだと思うから一生紙の漫画無くならないでほしい。

●タエさんよすぎ

タエさんがタエさんすぎて泣いた。
風吹ジュンさんありがとうございます。
なんなんですかあの空気感は。
なんでも見透かされているような。
陽だまりのような氷のような人。
はぁ〜ほんと素晴らしかった。
原作の大好きな嵐の車の中のシーンがあって嬉しかった。
あと個人的にはタエさんのパジャマが柔らかそうでめちゃよかった。

●元祖ちひろさんよすぎ

ちひろさんがちひろさんすぎて泣いた。 市川実日子さんありがとうございます。

●ちひろさんと私

ねぇまさかの同い年で震えたんだけど。 履歴書映った時にヒッッって声出た。
それこそもう思い入れ倍増しちゃうじゃん。
ってかあれほぼ有村架純ちゃんの生年月日だよね?

ちひろさん:1993年2月23日生
有村架純さん:1993年2月13日生

原作では何歳設定なんだろうなあ。
いや!でも!すごい気になるけどむしろ言わないでほしい…そこで推しはかりたくない…だから余計に有村架純ちゃんとほぼ同じ生年月日にしたのかな…知りたいけど知りたくない…(めんどくさいタイプのオタクで申し訳ない)

ちひろさんのようになりたいと思うけど
いや!できねぇなってところある
自分を心配してきてくれた子供に「見舞い品そこ置いといてー」はできないw
でもこれが常温の源なのかなあ。
相手に合わせて擦り寄らない。
できないけど、憧れる気もする。

私はつい自分のこと喋りすぎてしまう。
自分のこと分かってほしい、興味持ってほしいって気持ちと、相手に笑ってほしい、楽しんでほしいって気持ちで頑張って会話盛り上げちゃうけど。

自分のことも言わず 相手のことも聞かず 話してみたいなと思った。

それこそ会話を始める時に 名前、年齢、出身、仕事を聞いて 何を推測って分かった気になってんだよって思うことが多くあるから。

●ちひろさんの部屋

カーテンのただの布感良かった。
カーテンはこうしなきゃいけないっていうのがなくて見えなきゃ良くない?というか、その場所にこだわりの無さというか、所在無さというか。

居なくなる時は布をピャっと取って、次の場所にもつけれるし。
瞬きした瞬間空家になってて、そこに人が住んでたの〜?ってなりそうなグラグラした生活感はあるけど空家のような安定感のない部屋が良かった。

●ラスト

めっちゃよかった。うまく言語化できないけど。
最後は私の人生の1本「100万円と苦虫女」感もあり 非常に心にきた。
ジョゼ虎もそうだけど 私って最後は離れるのが心にくるのかな。 最後の孤独感。

最後の前職なんだったの?という問に 「ただのお弁当屋さんです」言うたのは 多分ちひろさんが定型文で前職を聞かれた時に(推し計ろうとされた時に)「風俗嬢です」っていうのは彼女なりの威嚇だったんじゃないかなと思った。

こちらとら元風俗嬢ですが?なにか? っていう態度で逆に相手を推し測ろうとしているって言うのもあると思う。

それを捨てることにしたというか あえて出さなかったのは、一緒にお団子食べた人たちと出会えたのがお弁当屋さんだったからなのかなぁ。 (タエさんの「今のあなたが好きよ」発言から過去によって現在の自分が形成される的な視点で) と、つらつら書きましたが。

総じて言いたいのは有村架純さんありがとう! というか安田先生も今泉監督も岸田さんも…ってか含めた製作者の皆ありがとうって感じ。

1回見たら何度も観たくなるね。 また原作読んで映画観返す。 ネタバレすぎて未見の人は多分この記事読まないほうがいいと思うけど、原作ファンの人こそ映画に込められた、ちひろさん愛を感じてほしいなと思いました!以上です!!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

つらつら映画感想書くの楽しいね!
またnote書き始めよっ!!


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