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FIPに罹患したコシカのこの1ヶ月について

 8月24日に投薬を開始してから1ヶ月が経ちました。ワクチンのついでにおこなった血液検査でFIPだと判明したため、目だった症状もなく、小さくて大人しい性格なのだと思いこんでいたコシカでしたが、しかし薬を飲みはじめてからの短い期間で、どうやらそれもFIPの症状だったのではないか、といまにしてみればそのようにも思うのです。

 8月24日に動物病院で計測したときには3.25キロだった体重が、2週間後には3キロまで落ちたのですが、溜まっていた腹水が排出されたせいだろうとのことでした。食べる量も少しずつ増えたようで、9月24日の検診では3.38キロまで増え、撫でると手にあたっていた背骨や腰骨が、いまでは気にならなくなりました。FIPだと判明するまでは、たんに瘦せ型なのだろうとずっと思っていましたが、おそらくこれも症状のひとつだったのでしょう。混合型なので、発症してからじわじわとからだを蝕んでいたのではないか、と獣医は言います。

 また、キャットタワーやベッドのしたで丸くなって睡ってばかりいたのが、双子の片割れと家中を駆けまわったり、じゃれあったりするようにもなりました。それまではあまり興味を示さなかった鼠を模したおもちゃに腕をのばして追いかけます。


 毎日の投薬のせいか、その時間になると警戒されるようにもなりましたが、しかし寝ていると撫でてほしいと寄ってきます。なのでまだ嫌われてはいないようです。

 9月16日の午前中に、一度だけ消化不良を起こしてドライフードを戻した以外は、下痢などの消化器症状もなく、嫌がられながらの投薬も順調です。

 この間に、先住猫のシャトと、双子の片割れのカッツェのコロナフリー(消化管内に潜むコロナ・ウィルスを退治する治療)も済ませました。これでひとまずは、もう2匹の猫たちがFIPに罹る恐れはなくなりました。


 コシカの投薬治療はあとまだ50日あります。この後もみるみる恢復してくれるとは思いますが、寛解までにはまだまだ長い道のりです。


 クラウドファンディングをたちあげるまでの約1ヶ月間、たくさんのかたがたからのご支援やご協力を賜りました。この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。情けないことですが、治療費はまだたりません。どうかひきつづき、温かいご支援を賜りますよう、お願いいたします。

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