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2022/12/12-18 映画を見たり絵本について考えた週

月曜 
月曜はいつもぼんやりとお休みの日。
午前中は本を読んだり考えたり何かを書いたりして過ごす。午後からは娘と新海さんの『すずめの戸締まり』を見に行った。ここ数週間、娘が怪しい呪文を暗唱したり、裏声でトゥールールルルルールーと歌いすぎなので、早いところ映画を見て落ち着いてもらいたかったのだ。

まったく事前情報を得ずに見に行ったので、まず、雀の話では全くなかったというところで驚きだ。雀が戸締りを忘れる、という話ではない。とんでもなく壮大で、いったいどうして新海さんはこんな話を思いつけるのか?と恐れ入ってしまった。どう転んでも私は半径1キロくらいの話しか思いつかない。

面倒くさくなってしまったので、夕食はマック。娘はハッピーセットで
、おもちゃはスカートを履いたパディントンだった。その後インコの餌を買いに吉祥寺のSEIYUに行ったら、上の階がドンキになっていた。ドンキをぐるぐる歩いて、先週美容院で言われた「頭皮が硬いですね」の言葉を少し気にしている私は、電気バリブラシ、に似ているものが安く売られているのを発見。でもやめる。絶対これは電気バリブラシに似ていない、と私の経験値が買うのを静止したのだ。電気バリブラシ、気になる。本物のバリブラシは20万近くする。頭にびりびり刺激が来るものだ。おそろしい。でも気になる。しかしビリビリブラシにそんな大金はだせない。

帰宅して夜遅くから、コロナ罹患前に買っていたデスクトップPCを思い切って箱から出す。モニターだけでもすごく大きくてとにかくつらい。本体も出したけれど、モニター側の説明と、本体の説明が合っていない。目を凝らして慎重に正しいところに挿しているのに、モニターは映らない。辛い。とにかく辛い。今後のIT社会を私はそれなりに生き残れるのだろうか。前途多難だ。モニターとPC本体の接続すらままなっていないのだから。
余ってしまった線やPC本体の裏側の写真を詳しそうな友人に送ったら、『そこじゃなくて、真ん中の一番右に入れて』と言われ、その通りに入れたらモニターが映った。何故だ?そんなこと説明書にも書いていないのに。感謝しかない。

火曜
なんとかなってきた新しいPCに、絶対必要なものをまず入れる。
クリップスタジオ、PHOTOSHOP、エクセルやワードなど。
面倒くささを心配していたけれど、全然大丈夫だったし、googleアカウントに入ったらもう全てがOKだった。
買ったときに付いているウイルス対策ソフトだけはよくわからなかったので、サポートに電話する。んもう本当に親切に対応してもらう。後から、「先ほどの件は解決しましたか?」と連絡まで来た。私はこれからもずっとDellで行きます、と心の中で誓う。

夕方から娘のバレエの送迎。
水曜の夜のイラストスクールの課題を新しいPCで仕上げる。今までのノートPCでは、たまにフリーズしていたフォトショップもすいすい動く。PCに付属でついてきたマウスが異様に使いにくいので、買いなおさなければ。

冷蔵庫の整理をしていたら、ほとんど使っていないドライイーストがあったので、パンを作ろうと思っていた。
深夜にここ数年使っていなかったパン焼き機を出してセットして寝る。

水曜
わくわくしてパン焼き機の蓋を開けると、驚いた。
食パン1斤の設定をしていたのに、全然膨らんでおらず、底のほうにべったりと張り付いているのだ。フォークや箸を使い、むんずと引きはがし、べろりと窯から出し、バリバリの皮を剥いで口に入れると、なんと、やっぱりすごく美味しい。娘はバリバリの食パンを口に入れ、美味しい美味しいと喜んでいる。これは、もっと使うべきだった。これからはパンを焼こう。

パンを食べて娘を送り出してからもう一度寝ていたら、知らない番号から電話がかかってくる。以前出したコンペの事務局からだった。私の過去の出版物についての調査とのこと。夕方ごろ、とても良い知らせがまた同じ番号から来たけれど、まだ数か月それを秘密にしなければならない。

木曜
また食パンをセットして寝たけれど、朝、蓋を開けて驚いた。
全然パンが焼けておらず、半焼けの粉のままだったのだ。もしかして皮は焼けてるか?と引きはがしてみても、まったくダメ。小さな土砂崩れみたいな様相で、食べられる代物ではない。
娘に「ごめんね、パン焼けてないわ。もう機械が壊れちゃったと思うから、家でパンは焼けないよ」と言うと、「ママの手作りのパンが食べたい」とか言うじゃないの。パン焼き機が焼いたパンだけどな、と思いつつも、嬉しいような気がして、アマゾンで新しいパン焼き機を注文した。

午後からはカルチャーセンターの文章教室。課題はお正月に関わるものなんでも、だったので、お正月が盗まれた、というお話を書いた。児童向けの楽しい話ができた。かなりの直しが必要だけれど。

金曜
お店を開ける前に図書館へ。絵本を何冊か返却し、6冊ほど借りてきた。
オンラインショップの20%オフクーポンの適用が金曜から日曜まであるので、商品を掲載するのに忙しい。新しいものをいろいろ掲載し、お正月飾りも載せる。
毎年この時期はお正月飾りを作るのに忙しすぎてクリスマスの事を忘れてしまう。税理士さんに提出するもろもろ資料も早くまとめて、今年は年の瀬にバタバタしないようにしたいけど、またバタバタするんだろう。

土曜
娘の工作教室と、マンションの高圧洗浄の時間が重なってしまい、さてどうしよう、と思っていたら夫が今日は遅番だった。
どっちが高圧でどっちが工作だ、とああだこうだ言い、私が高圧洗浄係になった。よかった。だいたい私が有利なほうに持っていけるのが、うちの夫の良い点だ。
お店は忙しかった。
夜は娘の希望でサイゼリヤへ。サラダとパンとスープとドリアを頼んで、娘のたらこスパを却下したのだけれど、食べ終わった娘が「むしろこのくらいで十分だったね」と言う。大人みたいなことを言う。
娘は朝は味噌汁がほっとしていい、とか、甘いものじゃなくてしょっぱいものが食べたいとか、好みが渋くて(この子は本当はおばあさんなのか?)と私を驚かせる。美味しいお菓子を今日は半分だけ食べて、残りを明日の分にまわすことができる子だ。ちなみに、私はまだそれが出来ない。

日曜
あろうことか今日も店が忙しくて、私は店で動画を見たり編み物したり絵を書いたりできなかった。夜も仕事が終わらない。
でも来週は暇かもしれない、クリスマスだから。

寝室からサッカーを応援する夫の声。
「勝った!」と喜ぶ夫がリビングに来て言う、いやー、ハラハラして寿命が2年くらい縮まった、そうだ。


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