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うちのヤバいだんな65話公開されました。

こんばんは~、昨日cakesの最新話更新されました。今年の初め頃にはこの連載も、(きっと今年の半ばで描き終わるなぁ)と思っていたんですが、これを書いている時に、(6月には終わらん!)と確信しました。全然終わらん。

何かややこしい事が起こると、「俺がいるからいけねえんだ」と、ダサい映画のセリフみたいな事を、本気で言います。

しらふでこんな事言える?

なんだろう、ドラマか何かの主演のつもりなのでしょうか。人と関わっちゃいけねえ人間なんて、そうそういねーわ、と思うけど、こういう人にそんな事を言ってはいけない事を私は知っています。

暗闇って何?

1人で暗闇に入りますって、それも何なんだ。バカバカしいっ。いい歳して何を言っているんだ、今をちゃんと生きろや!

と思いますが、こういう人にそんな事をちゃんと言っても意味がないので言いません。自分がダメなんだ、という言葉を隠れ蓑にして、実は自分の影響力や魅力が凄すぎるから露出を控えますね、っていう事でしょ。そういえば大学の頃、周りにそういう子がちらほら居たわー、と当時のうんざりした気持ちも蘇ります。
そこまでの影響力ねーわっ!

嫌だねえー、この人はー、と思いながらも、色々後に引けない私。

貰っておいた婚姻届けに自分の部分の記入をしました

期限を決めないと、またうやむやにされるからと、1カ月後に答えを聞かせてと伝えます。

決死の婚姻届けが雑に扱われている様

ガサガサにされる弱弱しい婚姻届けを見ながら、(きっとうやむやにされてしまうんだろうなぁ)と諦めもするのです。結局、婚姻届けは全て記入されていなければただの紙に過ぎません。

NOと言わない男

それにしても、一体この人は私の事をどう思っているのか、首をひねるばかりです。嫌なら来なければいいし、会う気にもならないだろうけれど、追ったら逃げていくような、つかみどころの無さ。本心がまるでわからないのです。一体何が変わり、何を失ってしまったんだろう、私達は。後悔しても、もう何も取り戻せません。

暗い話をするのが結構好き

何日か続く展示会の夕方は、自ずと暗い話をしてしまう私。服はある程度の枚数がなければ量産ができないので、(大丈夫なんだろうか)といつも心配になってしまいます。いつも服の事ばかり考えて、必死にやっているけど、じりじりと終わりに向かって進んで行っているような気がして不安が募ります。毎年、毎シーズン、違うものを作って自分なりに頑張っているけど、結局その渦のなかでグルグルと回っているだけで、そのうちに力尽きて吸い込まれてしまいそう。将来は服を作る人になりたい、と思っていた夢は叶ったけど、その将来はとっくに来てしまって、夢は現実になり、でもまだまだ人生は続き、この先の将来もあるわけです。一体どうすれば私は満ち足りる事ができるのか、それともそんな日はいつか来るのか、全然わかりません。

いつも同じ赤帽さんに頼んでいました

付き合い始めてから、仕事での雑事も色々快く手伝ってくれていたイケメンが、もう何もやってくれなくなったし、私の事を慮ってくれなくなった、それは肌寒い秋の夜に私の心を凍らせます。

以前はこんなのなんともなかったのに

付き合う前は一人でもそこそこ楽しく過ごしていた筈でした。だけどもう、ちょっと無理かもしれない。
この先もずっと、疲れた夜に一人でご飯を食べるのか、とまだまだ続く私の将来が、それこそ秋の夜更けみたいに、暗くて長くて冷たいもののように感じるのでした。

こんな感じの65話でした。なにしろあの頃はなんであんなにキリキリとした気持ちだったんだろうか、と不思議になってしまうくらい、今は全然キリキリしないし、服を作るのもやめちゃいました。人生には色んな段階があるんだなぁと思います。

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