電子妖精候補生の皆さんへ

企業VTuberのオーディションとは、企業への就職活動と変わりありません。
就職活動であれば当然、貴方は受ける企業がまともな企業であるか調べるでしょう。就職活動とは、企業が新しい人材を選ぶ事であると同時に、就活生が所属する企業を選ぶ事でもあるはずです。オーディションも同じで、候補者である貴方は、この企業が自分が所属するに足る企業なのか見定めるべきです。

電子妖精に応募している貴方は、DELTA-Vという会社がどのような所なのかよくよく調査した上で応募しているでしょうか。もし、調査済であるならばこのnoteを読む必要はありません。調査していないのであれば、このnoteは役に立ちます。

このnoteには、プロジェクトを初期から観測していた1リスナーが感じ取ったこの企業の悪評を書き連ねます。これらを読んだ上で、私が嘘を書いていると判断するか、全て納得した上でそれでも所属したいと思うのか、それとも別の道を選ぶのかは貴方の選択の自由だと思います。

既存の人気VTuberに憧れているのならお薦めしません

既存の人気VTuberのように、可愛いキャラクターと企業の支援を貰って、楽しい事を沢山やって、自分の事を好きで居てくれるファンの人達がどんどん増えて、キラキラした舞台で輝いていきたい。そんな夢を持っているのであれば電子妖精はお薦めしません。代表の上杉氏が繰り返し言っている事ですが、上杉氏の考え方は「キャストのパフォーマンスに依存したタレント型のVTuberには未来はない」であり、電子妖精の基本コンセプトは、「中身の入れ替えが可能な動くアニメキャラクター」だからです。

ゲームはリリースされません

電子妖精はゲームのキャラクターが配信もする、という初期コンセプトがあり、採用されたキャストは2年後にリリースされるゲームの声優を演じる事が出来る。というのが最大の売りでした。
上杉氏の考え方に「VTuberのキャストの寿命は2年」であり、「ゲームの開発期間も2年である」事から、2年後のゲームリリースが電子妖精プロジェクトのロードマップでした。最初のオーディションから2年とは今年の秋の事です。ですが実態は、まだゲームの開発すらスタートしていません。

去年の5月に「本編のゲーム開発がコロナのせいでスタッフが取られ遅れているので、今居るスタッフで年内にドット絵を使ったカジュアルなゲームを出します」として発表された「電子妖精ゼロ」ですら、今年の7月にやっと仕様(概要)書が発表された位で、こちらですら開発スタート出来ていないのです。

キャストの寿命が2年であるならば、何がなんでも1年目にキャラクターは出し切って2年後には本編のゲームをリリースしなくてはなりませんでした。ですが電子妖精は「まだキャラクターを増やしている段階」なのです。
「コロナ禍だから」という言い訳が便利に使用されていますが、まともな企業であれば修正されたロードマップを提示します。修正されたロードマップを出せないということはつまり現在ロードマップは存在せず、ゲーム開発は遅れているのではなくまだ着手すらしていないという事です。「2年でリリースすると言っていたゲームが1年半経って開発スタートすらしていないゲーム企業」であるという事です。多分出ないですよ、ゲーム。

声優にはなれません

電子妖精としての任期を終えたキャストは上杉氏の人脈を使って声優事務所へ斡旋します。というのが初期オーディションの特典として存在していました。はっきり言いましょう。電子妖精になっても声優にはなれません。少し考えれば分かる事ですが「芝居が出来ない人間に声優の仕事が来るわけがない」です。いくら声が可愛くてVTuber活動を通してトークスキルが高かろうが、芝居が出来ないのでは話にならない業界なんです。業界に詳しい上杉氏なんですから当然そんな事は分かっていて、それで「声優事務所へ斡旋します」なんて言ってるわけです。予言しましょうか。「ちゃんと声優事務所の紹介はした。実力が認められて事務所へ入れるかは本人の力量次第。嘘は言っていない」って言い訳しますよ。
声優としての稽古も2年目にしてやっと、「自費のボイストレーニング」を任意で受けられるようになったそうです。V活動しながら自費のボイトレから始めて、芝居の稽古が出来るようになるまでには電子妖精の任期は終了しているでしょう。声優になるには、遠回りにしかなりません。

管理人は配信を荒らしに来ます

配信中は配信者が主役であり、突然やってきたリスナーが今話している内容と関係ない話を始めたり、自分語りを始めるのは通常荒らし行為と見なされます。電子妖精は管理人がそれをやります。突然やってきて話の流れを無視した構ってちゃんムーブをし、自分の痔の話なんかを始めたり、本人は面白いと思っている突発の情報公開をしはじめたりします。それに対して配信者はよしよししてあげなければなりません。苦言を呈そうものなら、ハラスメントを受ける事になります。

情報共有の遅さと格差によるキャスト差別

電子妖精の情報共有の適当さはリスナーから見ても目茶苦茶なのが分かる程なので、内側ではもっと酷いものだという事は予測が出来ます。そして、配信者間で情報格差による差別が存在します。先述した「特定の配信者の配信内での突発の情報公開」を上杉氏本人は「管理人のお漏らし」と呼び一部のリスナーが喜んでいると勘違いしていますが、実態はルームによる情報格差を産み、ルーム間の関係性を悪化させています。
更にこの情報公開は如実に「上杉氏のお気に入りのキャストのルーム」で行われており、上杉氏のお気に入りであるか否かによる差別を生んています。ちなみに上杉氏のお気に入りになる条件は、「有料ギフトをリスナーから大量に巻き上げられる事」と「上杉氏の発言・行動を受け入れてちやほやする事」です。

この差別的な情報格差にたまらず苦言を呈した事で「攻撃的な情報を発信した」という言い掛かりを負わされ、本人の弁明の機会すら与えられずクビにされたのが初代の安芸羽生華です。

マネージャーはキャストを守りません

安芸羽生華の適正処理の理由が「配信やSNS内での攻撃的な発言」であるならば、その責任の一旦はマネージャーにある筈です。ですが、この一方的に安芸羽生華が悪であるという運営の発表にマネージャーである片瀬氏は責任を感じる事すらなく、運営としての意見に同調し、かつ上杉氏とともにクビにされたキャストを嘲笑うかのような発言を行っています。

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また片瀬氏は今回マネージャー業を(少なくとも表面的には)降ろされているようです。初期の頃はチーム毎にマネージャーを付けていると明言していたのですが3人居た形成は無く、とうとう「マネージャーは必要ない」という結論に至ったようです。キャストなんか放っておけばよく、問題が起これば圧力をかけて潰してしまえばよいと判断したのでしょう。

電子妖精リスナーはあなたの味方ではありません

電子妖精を以前から観測していたリスナーは皆、安芸羽生華の理不尽な解雇劇を知っているから、「今回のオーディションは難しいのではないか?」という意見を持っていました。多くのリスナーは、「この運営はもう信用出来ないが、推しが在籍しているから推しの事は応援する」という消極的な応援姿勢になっています。それらの人達は今回のオーディションへの関わり方は消極的です。
安芸羽生華の解雇劇を知っていて、それでも今回のオーディションを応援しているリスナーは、運営によるキャスト差別や理不尽な解雇を許容しているリスナーです。彼らは新たに所属したキャストがどうなろうが、貴方の味方をしてくれません。貴方の行く末を心底心配してくれるのは、これまでの電子妖精を知らない貴方だけのリスナーさんのみです。

先輩の電子妖精はあなたを守れません

先輩の電子妖精は皆素敵な配信者です。個人的には私も好きな配信者ばかりです。ですが、彼女達も仲間であるキャストを守れません。安芸羽生華の適正処理があれほど理不尽な発表であったにも関わらず、既存のキャストは誰もそこに疑問の声を上げられなかったのです。疑問の声を上げれば次は自分が差別され、クビにされるかもしれない。だから「おかしいと思った事をおかしいといえない空気」が出来ているのです。
この理不尽に対しての抵抗を行動で示したのは自分から離脱表明をした狐火白乃だけです。今居るメンバーは全員、見て見ぬフリしか出来なかったのです。

管理人はあちこちで喧嘩をして箱の評判を下げます

管理人の上杉氏はTwitter上で個人VTuberやリスナーと喧嘩を繰り返し、箱の評判を下げます。その全てが上杉氏やDELTA-Vの行動に対して真っ当な意見や批判であるのに対して上杉氏が逆ギレしたものです。この逆ギレはほとんどの場合、匿名である立場の弱いリスナー、または若い女性配信者に対してであり、特に「若い女性」に対しての差別心が非常に強いです。所属しているキャストは、上杉氏があちこち喧嘩して箱の評判を下げていく姿をやきもきしながら見ているしかありません。
これまで起きた様々な出来事から、電子妖精というプロジェクトがSHOWROOM内の他の箱の配信者やリスナーから「関わらないほうが良い相手」と思われているのは想像に難くないでしょう。皆気を遣って配信者に直接は言いませんけどね。

電子妖精はYouTube進出を断念しました

去年の秋ごろに、DELTA-V主催のイベントが開催されないという不手際が大規模に起こりました。上杉氏は自分の確認不足を棚に上げ、不手際の責任を全てSHOWROOMプラットフォームのせいであるとし、数日ほどしてSHOWROOMを離れYouTubeを主な活動場所とする事を宣言しました。しかし、いつの間にかSHOWROOMに戻り、YouTubeを主とする宣言は無かった事になっています。背景としてYouTubeでは思うように数字が取れなかった事が想像されます。あれだけSHOWROOMにツバを吐いて出ていったのに、誰一人収益化すら達成出来ず、おめおめと戻ってきたのです。非常に問題なのは、宣言した時にはわざわざプラットフォームの悪口を言って出ていったのに、戻って来た時には何の説明も弁明もせずにしれっと戻ってきて、言ったことが無かったことになっている事です。DELTA-Vはこういう姿勢が当たり前です。

公開オーディションはやらない→撤回

これは今回の公開オーディションに大きく関わっている事なので必ず知っておいたほうが良い事でしょう。
去年の秋に安芸羽生華をクビにした時、DELTA-Vは焔火蓮と稲妻鳴の二人の公開オーディションを開催中でした。その時、上述した複数のイベントが開催されない不手際が起き、その後何とか二人のオーディションは続行されたものの、焔火蓮は最終審査に進出した3人とも不採用、該当者無しとなりました。不採用理由は「スキル/メンタル/リテラシー」の基準に満たないという何とも曖昧な発表。

そして、8日後には、「一般アマチュア向けの公開オーディションは今後行わない」ことが発表されました。

要するに公開オーディションに来る「スキル/メンタル/リテラシー」の満たないアマチュアはこれ以上プロジェクトには不要であり、これからは「格」の高いプロ声優をキャストに選ぶ。という宣言でした。

しかし、今年の4月7日にはそれを撤回。再びオーディションが開催される事が発表されました。この撤回発表は「管理者謝罪会見」と銘打った配信で行われ、事前ツイートでアーカイブが残される事が告知されていましたが現在までアーカイブは公開されておらず、配信終了後の発表内容のまとめツイートすら有りませんでした。その為、今回のオーディションが開始されるまで方針転換を知らなかったリスナーが沢山居ました。

YouTube進出宣言を無かった事にしたのと同じで、オーディションをやらない宣言を撤回する発表は生放送でこっそり行ったうえで記録には残さずに多くの人が忘れるのを待つ。ここはそういうやり方をする企業なのです。
アーカイブは私が個人的に録画していたものをアップしたのでオーディションに参加している方はちゃんと見られたほうが良いと思います。

電子妖精は30~40代がターゲットのコンテンツである事など、とても大事な事が語られています。

約束の反故は当たり前

12月7日のこのツイートを見ただけで、「ここはやばい」のがわかるでしょう。この中で告知通りに達成した事が一体何個あるでしょうか?正解はゼロ。ゼロです。スケジュール通りに達成したものは一つも無いんです。スケジュールを遅延して達成したのは1ヶ月遅れで達成したInverse cinderellaの楽曲公開と、3ヶ月遅れで達成したbilibiliデビューだけ。2つだけ。そして未達成の企画の多くが再告知の無いまま「なし崩し的に」延期または中止になっているんです。宣言した事を一切達成できない会社は信用に足りません。

電子妖精はお薦めしません

最後は個人的な感想です。電子妖精はお薦めしません。
私が応援していた安芸羽生華という子は、誰よりも真面目で、一生懸命で、思いやりのある子でした。その子をこの運営は、恐らく運営の不手際を指摘してくるからというたったそれだけの理由で、あらぬ罪を被せて徹底的に悪者に貶め、ファンに別れを言う場すら与えずにそのVTuberとしての存在を「殺した」のです。そうやって中身の無くなったキャラクターを再利用したのがこのオーディションです。
安芸羽生華のファンだった者は貴方を応援しません。安芸羽生華の解雇劇を見て見ぬフリしたファンは貴方を応援しません。上杉氏を盲信しているファンは、貴方が酷い目にあってもお構い無しです。そして貴方が一番信用出来る貴方だけのファンの人は、この運営に振り回される貴方の姿に心を痛める事になるでしょう。
貴方だけのファンの人が居るならば、貴方にはきっと素晴らしい才能があるはずです。その才能を、こんな所で浪費するのは勿体無い。もっと信頼できる、貴方を歓迎してくれる企業のオーディションを受けたほうが良いし、妥協してこんな企業で抑圧を受ける位なら、個人でデビューしながら機会を伺ったほうが良いと思います。

貴方の才能と、今しかない貴重な時間を、どうか大切にして下さい。

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