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note酒場で私が手に入れたもの

note酒場からの帰り道に呟いたこの言葉は、私の本心です。でもこれがすべてじゃない。少し経って、まるで風邪をひいていたかのような興奮がおさまったので(風邪は本当にひいていた)、改めて私が「note酒場で手に入れたもの」について書きます。

普段の私、大学時代の私を知らない方が文章だけで見たら「???」ってなるかもしれません。実際にご挨拶させていただいた方々にも「なんだこいつ失礼な奴だな」って思われるかもしれません。失礼を承知で正直に書きたいと思います。


note酒場という催しを知ったのは、私の大学時代からの友人、Y子ちゃんがきっかけでした。おもしろい人に出会えるかも、仕事につながるような出会いがあるかも、とりあえず楽しそう、noteやツイッターでつながってるフォロワーさんと会ってみたい…そんなことを言い出した彼女に、さすがクレイジーだぜ私とは生きてる次元がちげえな!とその日も思っていました(私は2次元~2.5次元で生きてます)。

知らない人がたくさんいる場所になんて行きたくないし、自分のことをうまく話せる気がしないし、人の話なんて聞きたくないし、サブカル系イケイケだろうと意識高い系のリア充だろうと、できるだけ関わりたくない、だいたいネットで知り合った人とオフ会とか、観劇オタク仲間じゃないとまじで無理、ほんと無理、ムリムリムリ…(という気持ちと、前回書いたような気持ちがあるのももちろん事実です念のため)。

でもY子ちゃんが楽しそうにしてたから。楽しみにしてたから。彼女が恋い焦がれたり、楽しそうにしてたり、苦しそうにしてるときでも、そのすべての瞬間を逃したくない。同じものを見ても、たいてい全然違うことを感じるY子ちゃんと、お互いが受け止めた「世界」について、語り合うことが、私にとっては人生のベスト10に入るくらいの幸せで、私は、それを逃したくない。

当日、私は仕事終わりに徒歩で会場まで向かいました。Y子ちゃんは先に行っていて、どう?と聞いたら「やばい、帰りたい、はやく来て」と。私はコートを着込み、マフラーを巻いて、夜の赤坂を歩きながら、ケータイを片手に、にやけてしまうのを止められなかった。もう、この瞬間に、私がnote酒場に参加する目的の9割は達成されたといってもいい。

Y子ちゃんが私を待っている。いつでも輝いていて、自分のやりたいことに突き進んでいて、行動力があって、発言力もあって、物怖じしなくて、堂々としている彼女が、いろんな方とお話をしてすごく楽しんでいたんだけど、それでも、さちこがいないと心細い!こんなにおもしろそうな人が空間にあふれていても、それでもさちこのことを恋しく思う!さちこが好き!会いたい!待ってる!と。

私の身体は喜びに震えた。私の愛しいY子ちゃん、そこで待っていてね、すぐに行くからね、と思いながら青山通りを急いで、会場にたどり着き、Y子ちゃんの姿を見たとき、ああ今日も可愛い、今日も私の愛しいY子ちゃんは可愛い、普通に馴染んでるのに、それでもY子ちゃんには私が必要なんだ、私のことを待っていてくれたんだ、という気持ちでいっぱいになった。

そのあといろんな方とお話をさせていただきましたが、「Y子さんとさちこさんは…(どのようなご関係で)?」という質問に、「大学からの友人で」と答えるときの私の幸福感、おわかりいただけるだろうか。そしてY子ちゃんがそろそろ帰ると言い出して、青山一丁目から彼女の最寄駅までならどう帰るか、聞かなくてもわかる私…幸せだ、幸せすぎた。

こうして私のnote酒場は幸福のうちに幕を閉じました。

もう一つ、お話させていただいた方々のことを含めたことも書きたいと思っています。note酒場のあとの最初の投稿がこれで申し訳ないです。

でも、これこそが私がnoteを始めた理由でもあるんです。Y子ちゃんが「さちこもやろうよ」と言ってくれたから。彼女がnoteを通じて新しく世界を広げていくなかで、私という、既存の存在をそこに招き入れてくれた。そのおかげで私もまた新しい世界に出会っている。

あれ、これって結局、noteの目指す「つながっていく世界」なんじゃないか?書いていて気づきました。新しい気づきと出会いをくれて、愛する人への愛おしさを再確認させてくれた、note酒場ありがとう。どう?見切り発車で書き始めたけど、綺麗にまとまったんじゃない?

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