見出し画像

サチコさんはボクの友達だから byビバ社長

どうも。

気がつけば私のnoteの記事が200になっていたようです。記念すべき200投稿目が韓国コメディ映画についてのくだらないつぶやきだったことに、自分らしいなと思う月曜の夕方です。
せめて201投稿目は本来の私に戻り、サ活について書きたいと思います。

なにわ健康ランド湯〜トピア

ご存じの方も多いと思います。関西の超人気店ですから。大阪の布施駅から商店街を通り抜けると見えてくる、通称「なにけん」。私はこの「なにけん」さんにずっとお世話になっております。その経緯はこのnoteにも、月刊サウナにも綴っております。リンク貼らないけど。

でも記事にしたのは、最初に伺った時のことだけかもしれません。その後の2回目と3回目は私がTwitterを始めた関係で、全てそちらにリアルに呟いていました。だから改めて、ここに文章として残しておくことにします。


訪問2回目。
関西初の「ヤミ市」(グッズ販売)がなにけんで開催されることになり、「サチコさんの粘土も出品してほしい」と言われただけなのに、勝手に大阪まで行きました。

「ヤミ市」ではさまざまな温浴施設から人気グッズが集まります。なにけんでも派手な館内着を生かしたサウナハットやポーチなどの人気商品が並び、当日は外までたくさんのお客様が並んでいました。そのなにけんブースの中に私の粘土(百合子)が並ぶ。そもそも大阪で売るのに「百合子」でいいのかと思いましたが、なにけんビバ社長から依頼されたのがそれなので、とにかく自分の持てる力を出し切って3体だけ作りました(少な!)。当日なにけんのブースに行くと、なんと私の粘土が1体3000円で売られているではありませんか!・・・無謀すぎる。
案の定、私の粘土に注目するお客様はまったくいません。虚しく日が暮れていくばかり。元々販売に向いてない私は、適当にブースから離れては、ビバ社長と二人で他のブースを見学して回る始末。社長が元山さん(なにけんにお勤めのアイドル)に「ちゃんと売ってくださいよ!」と怒られているのを見て肩で笑う私。お前も手伝えよと突っ込まれても仕方ないのに、まるで他人事です。社長も気にするでもなく、他店のピンバッチをゲットして喜んでいました。

ようやく一人のお客様が「サチコさん」と声をかけてくださり、百合子粘土を1体買ってくださいました。インスタで相互フォローしており、コメントもよくくださっていた方。やっと売れてホッとする私。振り返ると社長がその方に、3000円分の入館無料券を渡していました。実質0円の粘土か。

結局粘土は2体残りました。サウナのサチコなんて誰も知らない、粘土の出来栄えも素人そのものだし、3000円なんてとんでもない。これが現実なのだとつくづく思い知らされました。そしてなにけんさんに申し訳ない気持ちでいっぱいに。片付けようとする私に「その粘土はなにけんが買い取ります」という元山さんの声が聞こえてきました。いやいやそんなことできませんと形だけ?お断りしましたが、「この粘土を作るのにサチコさんはどれだけの時間や手間を費やしたんですか。3000円は決して高くありませんよ」と言ってくださり・・・。あぁもう、なんでそんなに私に優しいの。
今でもこの時に売れ残った2体の百合子は、なにけんに飾られています。

その後も私が大サウナ博やハッピーサウナ文化祭で粘土を売るたび、元山さんと社長が私のブースにやってきては、自腹で粘土を買って行ってくださいます。万が一売れ残った時は「全部買い取る」とビバ社長は言ってくださいます。その見返りを求めない愛情が怖い・・・。


そして訪問3回目。

それが今年の5月21日です。今回は一人ではありません。神奈川県のおふろの国から熱波師の宮川はなこさん、ケアケアの大西一郎さん、そしてふろ国とは何の関係もない(林店長にはかなりお世話になっていますが)私の三人が招待されました。はなこさんはもちろん熱波、一郎さんは歌謡ショー、私は二人の粘土を作って販売するという、ジャンルの違う三人の混沌としたイベントです。せっかく三人で呼ばれたのだから、三人で何かしようとはなこさんはグループラインを作りました。踊ろうという提案に、どうしよう・・・と一瞬思いました。顔出ししていない私は舞台に上がれない。はなこさんは「ペソ(私のこと)は手拍子でもいいよ」と言ってくれますが、二人が盛り上がってる横で手拍子ってどうなの。写真撮影用に以前作っておいた自分のお面を被れば、舞台に立てるかも。お面被っていれば恥ずかしくないかも(そもそもこのお面が恥ずかしんですが)。とにかくなにけんを盛り上げるために、精一杯できることをしよう。そう決意して、三人での準備が始まりました。

当日はTwitterでご存じの方も多いと思いますが、ダンス本番で一郎さんの足が攣り、三人で踊ることは叶いませんでした。ふくらはぎをおさえて倒れ込む一郎さん(写真右下で一応踊っている)と、一人最前列で踊り続けるはなこさんに挟まれながら、お面の私がオロオロした挙句に踊るという最高に盛り上がるステージとなりました。

画像1

そしてイベントが終わり、粘土販売が始まりました。なんと販売から10分で完売(涙)。

もちろん作った粘土が人気の二人をモチーフにしていたから、というのもあります。でも並んでくださったお客様が皆、「サチコさん」と声をかけてくださる。この粘土が欲しかったと言ってくださる。あのヤミ市の時の誰も知らないサウナのサチコが・・・と涙が出てきました。少し前までお面を被っていたせいもあって汗もぐっしょりかいており、暑苦しくて面倒臭い女だったと思います。

この時の売上伝票は、私の宝物です。

画像2

翌日。はなこさんと一郎さんは別の温浴施設でイベントがあるため、私はなにけんの玄関で二人を見送りました。一郎さんが小さな声で「また三人で来ようね」と言ってくださったことが本当に嬉しかった。

最後に。

タイトルにもある「サチコさんはボクの友だちだから」というのは、なにけんのビバ社長が折に触れて私に言ってくださる言葉です。その後にはいつも「だから何もしなくていい。楽しんでくれればいい」という言葉がついています。何か特別なことをしようとしなくていい。粘土を売っても売らなくていい。なにけんに来たら、サウナを楽しんで好きなものをたくさん食べていってほしい。本気でそんなふうに言ってくださいます。
だからそれが一番怖いんだってば!ww

でもそれは私でなくても、他のお客さんに対してであっても、同じなのではないでしょうか。社長はいつも「何もせず、なにけんでただ楽しんでほしい」と願い、そのために今も新しいものを作り続けていらっしゃいます。挑戦し続けています。

社長の「友だち」という言葉や、元山さんの「サチコさんは面白い」という褒め言葉に甘えてばかりの私だけれど、この出会いを本当に大切に思っています。なにわ健康ランド湯〜トピアを盛り上げるためなら、やっぱり私は何でもするよ、社長。

あ、また「なにけん」のサウナについて何も書かなかった。


サウナのサチコ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?