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サチコのことわざウナ22「若いサウナーはどこも隠さない」

おはようございます。

サウナのサチコです。

朝から何を言ってるんだという「ことわざウナ」で申し訳ありません。

今日は「色の白いは七難隠す」という元ネタに対抗して、「若いサウナーはどこも隠さない」ということわざウナをお送りします。どこも隠さないと言っている以上、そういう紙粘土人形でなければならないため、連休最後にどさくさに紛れる感じで出してしまおうと思っておりました。

色の白いは七難隠す」とは、「色白の人は顔形に多少の欠点があっても、それを補って美しく見える」というセクハラまがいのことわざです。「七難」とは具体的に何という訳ではなく、「多くの欠点、難点」を指すようです。ただ、この七つの難点についてご丁寧に、独自の解釈をつけたネットの記事もありました。

まず一難は「顔のまずさ」、二難は「性格のきつさ」、三難は「生活の乱れ」、四難は「老いの恐怖(肌のくすみ)」、五難は「運の悪さ」、六難は「色気のなさ」、そして最後の七難は「みすぼらしさ」だそうです。よくもまあこれだけ並べ上げたものです。これらの欠点を「色白」というだけでカバーできるとも思えませんが、どうも男性の7割は「色白」の女性が好きだという統計があるとか。なんでも7にしとけばいいってもんじゃないぞ。

すみません。年齢や若さのことになると、ついムキになってしまって。

このように「色の白いは七難隠す」と言われていますが、これをサウナでは「若いサウナーはどこも隠さない」と言います。

つまりこれ ↓

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隠さないんだね。


説明などいりません。若い子はタオルで隠さない。隠す必要がない。堂々としたものです。写真を撮るときに葉っぱを前に出したのは、なんとなく私の恥じらいです。かえってやらしいけど。

おばさんになると恥じらいがなくなると言いますが、そんなことはありません。30代から60代くらいはガッツリ隠しています。ただ、これが80歳近くなると、また隠さなくなります(笑)

最近は40代50代の女優さんでも、かなり綺麗ですよね。先日も雑誌で50歳になる女優さんが「美しさと若さの秘訣は?」と聞かれて、「年齢に抗わないことです」と答えていました。

ぜったい嘘だ

「何もしていないんですよー」とかいう人も嘘です。何万円もするいい化粧品使ってるくせに。皮膚科に行って、エステに行って、専属のメイクさんもつけてるくせに。自分で何もしなくても、周りがちゃんと年齢に抗うことをしてくれてるんです。

「自然体」という言葉も一時期流行りましたが、それは何もしないという意味ではありません。真っ黒に日焼けしてシミ、シワだらけ、体はタルタルの女性を誰も「自然体で美しい、若々しい」とは言いませんから。生きがいを持ちながらも、きちんと若さを保つだけの努力をして年齢に抗い続けている人が、いつまでも若く美しいと評価されるのです。40、50になっても老いを隠さずに生きていける女性なんていません。

サウナに20代前半の若い女性はまだまだ少ないのですが、見かけると同じ女性の私でさえ、その瑞々しさに目を奪われます。若いっていいなと思います。でもその頃に戻りたいとは思いません。負け惜しみじゃなく本当です。もちろん若さは欲しいけど、若い頃の大変だった自分には戻りたくないなと思います。若い時の方が楽しかったという人と、若い時の方が辛かったという人、両方いますよね。私は完全に後者です。

できれば若い女性の体で、中年女性の頭を持っていたいなと思います。最強ですから。可愛くないけど(笑)

若さと美しさ。

社会の中で女性は何度もこれを求められ、悔しい思いをします。求めるのは男性だけではありません。女性ばかりの会社であってもそうです。女性は若い方が得、美しい方が得という価値観を日本人は持っています。特に女性はそれを体感しているからこそ、囚われています。「若さ」と「持って生まれた美しさ」があれば多少貧しくても、多少頭が良くなくても、多少素直じゃなくても、いい環境を与えられその中で成長することができます。こんなこと言うと同じ女性からバッシングされそうだけど、本当にそうなの!

もちろん人並み外れた才能を持っているなら別です。でも多くの女性は違う。若さと美しさを後から手に入れようとするには、並々ならぬ努力が必要なのです。ただ、そうして努力する女性の方が人間的には遥かに魅力があるのですが。なかなかそこまで耐えて花開く人は少ない。途中で挫折し、卑屈になる可能性大です。こんな風に書いている私が、一番卑屈ですね。とほほ。

隠す

のは恥じらいではなく、本当の自分を知られたくないから。周りに少しでも良く思われたいからなのかもしれません。「早くおばあちゃんになりたいよ、楽になりたい」と言った友達がいました。女性に生まれたことを喜べる社会、人生でありたいものです。でもおばあちゃんになると、自分から実年齢を言って若さをアピールする人もいますけどね。幾つになっても女です。

私の記事を読んでくださる方のほとんどがおそらく男性なので、今日の話はつまらないかもしれません。ごめんなさい。でもあなたの身近にいる女性も私と同じようなことを考えていると思います。それは結婚していても、仕事を持っていても同じ。お母さんになろうが、管理職になろうが、ずっと若さと美しさに悩んでいます。セクハラにならない程度にたまには「綺麗です」くらい言ってあげてください。

ああ、私もせめて同じ女性がいるサウナの中では、何も隠さずに堂々としていたい。どうせ誰も見ちゃいないんですから。て言いながら、もうちょっと引き締まってからにしようと思う今日この頃です。自粛で運動不足。サウナに行くまでに元に戻さねば。


それでは今日はこの辺で。明日も「サチコのことわざウナ」でお待ちしています。

サウナではタオルで全部隠す、サウナのサチコより。


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