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サチコのことわざウナ29「弱り目に祟り目、派遣切りにサウナ休業中」

こんにちは。

いきなりモノクロ画像で始まりました。今日のことわざウナは「弱り目に祟り目、派遣切りにサウナ休業中」ということで、かなりシビアなことわざウナでございます。

今、私の机の上にこれから投稿するつもりの7つのことわざウナと、粘土人形があるのですが、さて今日はどれにしようかとしばらく迷っていました。そこで「ど、れ、に、し、よ、う、かな、サウナの神様のいう通り」と一つずつ指をさして行ったところ、このことわざウナに当たったのです。実は今一番やりにくいことわざウナ。いつ出そうかとずっと躊躇しておりました。でもサウナの神様の「今コレ行っとけ」というお告げに従うことにします。

「弱り目に祟り目」とは、「困っている時にさらに災難が重なること」です。つまり踏んだり蹴ったりの状態。今日、彼は派遣切りにあい、傷ついた心をホームサウナで癒そうとやってきたところでした。

それが・・・↓

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嘘だろ。

今日は営業していて欲しかった・・・。


切ない。リアルすぎて切ない。ヘタに解説すると、いろんな人の傷口を広げてしまいそう。


緊急事態宣言が出てから、私がずっとyoutubeばかり見ていたことは、以前の記事にも書きました。ここのところ頻繁に再生しているのが、アラフィフ、アラフォー、アラサーの三人の女性の動画です。彼女たちはみな派遣社員、そして全員このご時世で派遣切りにあっています。みなさん独身で、なぜか全員お料理好き。料理をしながら仕事についての愚痴を語ります。笑えないけど笑ってしまう。つい応援してしまうという動画です。年齢が上がれば上がるほど切実なので、アラフィフ女性の動画は特に見入ってしまいます。彼女たちが苦しい状況でもなんとか前を向いていられるのは、料理という癒しの場があるから。どんな時でも自分のために料理をする。きちんと食べる。なかなかできることではありません。でももし彼女たちの癒しの場がサウナだったら、どうだったのでしょう。

私は今年に入ってからサウナに頻繁に行き始め、サウナが癒しの場になりました。サウナにいけなくなってどうしようかと思いましたが、この状況でも私を癒してくれたのはやはりサウナでした。ことわざウナを考え、毎日のように粘土をこね、文章をこねて投稿する。それを読んでくださる方がいる。サウナに行っていないのに、サウナ好きの人と繋がる。不思議なものです。これまで一人で癒されていた時とは違う、双方向だからこそ得られる癒しがあります。youtuberの彼女たちも私と同じような感覚なのかもしれません。

さて。

「今日だけは、営業していて欲しかった」という上の彼ですが、張り紙を見たあと、こんな風になりました ↓

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最初の画像です。このくらい大げさにひっくり返れば、あとは起き上がって歩き出すだけ。グッと我慢するよりずっとスッキリしたことでしょう(笑)


ようやく動き出した日本の社会。それでも各県の足並みが揃うまでにはまだまだかかりそうです。平等って難しい。どんなことにも必ず不平等は存在します。それでも声を荒げることなく、言いたいことをじっとマスクの中で我慢している東京の友達を見ると、たまらない気持ちになります。

「弱り目に祟り目」そのあとのことわざは「明けない夜はない」かな。いやこれはシェークスピアだった。じゃあ「開かないサウナはない」にしましょうか。きっとまた開いてくれる。その日を信じて。


埼玉はまだ自粛中なので、明日も「サチコのことわざウナ」でお待ちしています。早くととのいたいよぅ。

サウナのサチコより




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