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第4話 野天温泉湯快爽快「湯けむり横丁」おおみやで、私とあなたが「整う」まで

こんにちは。サウナのサチコです。

今日も読んでくださってありがとうございます。


さて、今回は大宮駅から無料送迎バスで15分ほどのところにある、野天温泉湯快爽快「湯けむり横丁」おおみやに行ってまいりました。これまでで一番長い施設名です。絶対覚えられない・・・。

この日は平日夕方のバスに乗りました。おしゃれなリュックを背負った若い男性も何人か乗っていて、さすが大きな駅は違うなーなんて思いながら(埼玉県民だけの感想)、「湯けむり横丁」に到着しました。外観はこんな感じ。帰りに撮ったので夜の風景になってしまいました。ご覧の通り、ここもかなり和の趣があります。

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この「湯けむり横丁」、これまで訪れた他の施設と少し違っている点があります。それは主要なお風呂がほとんど外にあること。炭酸泉、庵湯、あつ湯、ぬる湯。中でも私のお気に入りは「うたた寝之湯」でした。

でも初めはここに寝転ぶのをためらいました。通常の寝湯ですと少なくとも10センチくらいはお湯が張っていて、その中に寝るという感じですよね。でもこの「うたた寝之湯」にはお湯がまったくない。石がむき出し。しかも寝ると頭が奥、足は外に出る構造なので、足元が外気にさらされる。頭寒足熱じゃなくて、足寒頭熱。北風の吹く2月に、これって寒いんじゃないかな・・・と思いながら、恐る恐る寝てみました。

視線を気にして、ちょっとタオルで身体を隠したりなんかして。

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あれ。 あったかい。


温まった石の布団から熱が全身に伝わって来ます。石の枕の高さもちょうどよく、こちらも温かいため、首のコリがほぐれます。しかも肩越しからチョロチョロと流れるお湯が身体の乾燥を防いでくれる。そして何よりいいのは、視線の先に見える空。

青い空に、横長の雲がぽっかり浮かび、ゆっくりと手前に流れてきます。まるで青い海を白い蟹が渡って行くよう。最近、こんな何でもない風景に胸がぎゅっとなります。

「うたた寝之湯」の前には「あつ湯」があります。43度。ここからも空がよく見えます。見上げると昼間の月が出ていました。向田邦子さんの短編小説に「大根の月」というのがありますが、まさしく大根を薄く切ったような月。隣の「ぬる湯」でも女性が一人、私と同じ空を見上げていました。


さて。そろそろサウナへ。


低温サウナと高温サウナ、どちらも室内にあります。私はサウナが苦手なくせに、どうも低温だと身体がなかなか温まらないので、ベテランぶって高温サウナの扉を開きました。85度。だいぶ慣れて来たのでこのくらいの温度でも大丈夫。いつもなら座った途端に時計とにらめっこが始まるのですが、なぜかこの日は、昼に会った友達のことなどをぼんやり考えていました。気づくと12分経っていて、汗もぐっしょり。

外に出てシャワーを軽く浴び、いざ水風呂へ。「18、8度」と液晶画面にあります。他の施設よりちょっとあったかいんじゃない?という勝手な思い込みが、私に自信をもたらしたようで、

この日、ついに私は肩まで水に浸かることができました!


もちろん10秒くらいしか浸かっていることはできませんでしたが、それでも第4話にして水風呂に肩まで入れた! 第1話では足に水をかけるだけで精一杯だったんですから、この調子なら10話ぐらいで「整う」こともできるんじゃないかな、なんて。大きな1歩を踏み出したような気分です。

そういえば今日はいつもと違ってました。サウナが苦しくなかった。それは熱いサウナの中で友だちのことを考えられるくらい、体調が良かったからではないでしょうか。


サウナに入ると、自分の体調が分かる。


第1話の頃は睡眠不足や食事の偏りがあって、体調が悪かった。だからサウナも辛かった。そこで最近は、睡眠の取り方や食べるものに気をつけるようになっていました。だから今日、サウナの熱にも、水の冷たさにも対応できる身体になっていたのでは・・・。


「気づき」です(笑)。


ビールでも飲んで一人で祝おうかと思いましたが、仕事が残っていることを思い出しました。残念ですが今日はこれで終了。ご飯もなし(泣)


滞在時間 2時間半

料金 入館料850円(館内着、タオルは別料金ですのでご注意ください)


「湯けむり横丁」は、お天気の良い日にぜひ。


今日のおまけ

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今度は朝日を浴びながら寝湯に入りたい。


ここまで読んでくださってありがとうございました。


次回、第5話は「越谷 健美の湯」です。

埼玉県越谷駅でお待ちしています。

サウナのサチコより


《 追伸 》

私のページを開くと、粘土で作ったアイコンの後ろに、草加健康センターの写真がどーんと貼ってあります。これは「現在の時点で、私が一番好きなサウナ施設」だという意味です。つまり今後、代わる可能性が大だということ。そんなところも楽しんでいただけたらなと思います。ただ、サウナの専門的知識は、私には一切ありません。あくまでも主観がすべての総合第1位ですので、あしからず。。。





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