見出し画像

1コずつステージを上る

(次世代の人たちに、伝えたいメッセージや感じたこと、もしかしたらお役立つかもしれないな、と思うことを思いつくままに書いています。)

前回の「ヤドカリと貝殻」の続き、と言えば続きなのですが。
サザンオールスターズ(SAS)は、皆さんご存じだと思うのですが。
私は、昨秋の茅ヶ崎ライブにエントリーするもはずれまくり、
「仕方ないなあ~」と思っていたところ、NETFLIXで見れるようになったので、何回も見ています。
見るたびに幸せな楽しい気持ちになります。

45年間、トップを走り続ける、ってすごいことですよね。
もちろんずっと高値安定だったわけではなく、葛藤や挫折やもどかしさもあったのだろうけれど。
ま、外から見たら45年ずーーっと。
めちゃくちゃファンというわけでもないけれど、どの曲も歌えます。
「やっぱり良いなあ~」と思うわけです。
古い曲を古いと感じさせないところも、なんだか大いなるマンネリを手放さないところも、大御所になってもバカバカしいことをやっているところも。

リアルタイムで45年前、最初に「勝手にシンドバッド」を聞いたとき、ビックリしました。
メロデイも歌詞も。
まず何言ってるか、よくわからなかったしww。
正直なところ
「すっごく面白いけれど、一発屋かな。」
と思ったし、世間でも「きわもの」扱いする人が多かったと思う。
少なくとも45年後の今の彼らを予想している人は、あまり多くなかったのじゃないかしら。

1,2年前、「徹子の部屋」に原由子さんが出ていて、
徹子さんが「桑田さんはあんなに大物になると思わなかった。」というと
原さんが「私もです。」
とあっさり。続けて
「桑田は新しい大きなステージ(これはコンサートのステージではなくアーテイストとして人間としての人生のステージ)が来て『大丈夫かな』と思うんだけど、それをやってのけて、また新しい大きなステージが来て。
を繰り返して、どんどん大きくなっていきました。」

初めから
「○○になろう!」
(この場合だったら、「国民的人気を誇る大御所バンドになろう!」)
ではなく、好きで歌って人気が出て(いや、バッシングもあったと思うけれど。すごくユニークだったからww)TVに出て、どんどん活躍の場が増えて。
1回1回は
「大丈夫かな。できるかな。」
と思ったこともあるかもしれないけれど、
ちょっと上るたびに見える景色が変って、それを続けてあそこまで上がっていったんだなあ、と思う。
まあ、もちろん運もあるし、プロモーションの力もあると思うけれど。

おこがましいようだけど、自分を重ねる部分ってありますよね。
ありませんか?
皆、そうやって少しづつにせよ、大きくなっているんだと思うな。
だって振り返ってみたら、かつての自分は遠くに(下に)小さく見えるはずですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?