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食わず嫌いならぬ飼わず嫌い

猫飼い1年生

突然、始まった猫との生活は間もなく10か月目を迎えようとしている。

いつも食べているエサだけを持って我が家にやってきたその猫は、しばらくの間、我が家のカーテンの裏かベッドの下がお気に入りだった。

一方、何故か白いトイプードルやポメラニアンが大好きな先住犬は、猫とはいえど白くてモフモフな憧れの存在に興味深々だった。時々、ごはんやトイレでリビングに出てくるモフモフに犬語(もしくは共通語?)で積極的に話かけ、猫パンチをお見舞いされていた。

そして、猫の飼い主1年生の夫と私は、初めての猫に戸惑っていた。犬は『ダメ』と言えば止めるが、猫は『ダメ』と言っても止めないし、なぜ猫の黒目の大きさが変わるのかさえ知らなかったのだ。

色々な人に助けられて

幸運なことに私たち夫婦の周りには猫好きな方が多く、『この猫砂がおすすめですよ』とか『youtubteにこんなチャンネルがあるよ』など色んなことを教えてくれた。

エサを盛大に吐いた時は慌てて獣医にメールで相談したし(体の構造によるものだという事を知った)、猫はシャンプーがいらないという事(後からケースバイケースであることが分かる)を知った時にはちょっと引いた(汚くないの?笑)。何から何まで犬と違う。未だに日々勉強だ。

振り返ると、猫を通して新たな出会いがたくさんあり、職場の同僚とのコミュニケーションも深まった。そしてなにより亡くなった妹の事も少しずつ理解が出来てきた気がする。

友人からの一言にびっくり

先日、友人とランチをしている時に『猫を飼ってから私の所作がエレガントになった』と言われた。自覚がないため、それはさておき笑。以前、ある人から猫を飼ってみては?と勧められた時に私が『猫はちょっと…』と言ったというのである。

言ったかな?言ったかも知れない笑
でも今は心から思う。『猫を飼う』という経験が出来て本当に良かったと。

猫を飼って良かったと思う理由

①かわいい
⇒え、そんなことする?という行動が多く、家庭内に笑いが増えた。本人(猫)は至って通常運転。

②『比べる』ということに意味がないことを実感した
⇒犬には犬の、猫には猫の可愛さや長所があり、それぞれが完璧な存在である。比べたところで犬は猫になれないし、猫も犬にはなれない。なる必要もない。これは人間にも当てはまることではないかと思う。

③何事も経験であることがわかった
いつかのnoteに『人は幸せになるために生まれてきた』と書いたが、それに『色々な経験をするために生まれてきた』を加えたい。『経験』に良い、悪いはない。経験をしなければわからないことがたくさんある。だからこそ、憶測で批判をしてはいけないし、やってもいないうちに拒否するのはもったいないことなのかも知れない。

最後に

最近、犬と猫、猫と私たちの距離が一気に縮まった気がする。良く喋る犬を見て生活をしているせいか、良くしゃべる猫になった。でも、たまに喋るのが面倒なようで瞬きで返事をすることもあるが笑 カーテンの裏に隠れて寝ていた猫とは思えないほど自己主張をすることが増えた。これからもっともっと幸せになろうね、マフィン。

お尻をくっつけて寝るふたり




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