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アラビック コーヒー

写真はUAEのコイン
1デュルハムdirhamです。今日のレートで約38円。
ここに描かれているのは、コーヒーポットです。

1デュルハムで買える物は、
500mlのペットボトルの水、棒のアイスクリームなどなど。

地元の人達は
こういう形のコーヒーポットに
馴染み深く、愛着、そして誇り持っています。

このコーヒーポットで作る
アラビックコーヒーは
何人分とキッチリ測って作るのではなく、
ポットいっぱいに作ります。

それは、例えば熱い夏の日の
麦茶の如く
たくさん作ります。


UAEのコーヒーは
カルダモンが入ったスキっとした味わい。

砂糖はなし。
デーツと一緒に頂きます。

湾岸クウェートば、もう少し濃いめ
イラクは、より濃く。。。
その土地ごとに、好みは少しずつ異なる様ですが、
概して暑い夏でも、スッキリとした味わい。
爽快さがあるコーヒーという印象です。

UAEのコーヒー作法
これは、日本の茶道のごとく
奥が深い世界です。



ここでは、
私が普通に暮らす中で
知っている事を書きます。

作り方

砂漠の場合

焚き火を囲みながら
コーヒーポッドに水とコーヒー豆とカルダモンを入れ
じっくり、淹れるます。
考えただけで美味しいコーヒーの予感がしますよね。


私の場合

普通に家のキッチンで作ります。
普段料理に使っている鍋で作ります。
そして作り終えてから、コーヒーポットに入れています。

15センチくらいの鍋に
深さの半分くらい水を入れて
砕いたカルダモンを数個投入
温まったら、
アラビックコーヒーのカップ一杯分のコーヒー豆を入れます。
弱火で、沸騰し、小さい泡が鍋の周りに出てきたら火を止めます。


出来上がりを、コーヒーポットに入れます。

どなたかお客さんにサーブする時は
左右どちらの手を使うか
どこまで入れるか、が大切です。

反対に自分がお客として行った時も
コーヒーカップの貰い方が大切です。
注ぎ手と自分の視線が一瞬コーヒーカップに集中します。


覚えておく事はただ一つ
カップを差し出す手
貰う手

それはお互いに右手で、という事です。


一杯で終わりにするのか
何杯飲むのがいいのか、について


適度=2、3杯でしょうか。

一杯で終わりにすると、美味しくなかった、と言う意味合いがあるそう。


「ああ、美味しい。もう一杯」の一声が嬉しいかと思います。

沢山お代わりし過ぎるのも、皆のコーヒーなので、独り占めしてしまう様で、寂しい行為に見えます。

そうそう、注ぐ量も国によって違います。
いっぱい入れすぎても
少な過ぎても。。


郷に行っては郷に従え

もしアラブを旅する事があったら
その土地ごとで
地元のコーヒーを楽しんでみるのも
色んな発見があって
面白そうですね。

えっ?
結局どれくらい注ぐのが正解かって?

恐らく自分が旅人なら、コーヒーは淹れてもらう側なので
どれくらい注がれるのかは、その時のお楽しみに。

もし、あなたがお客様をもてなす側だったら
ゆーっくり
少しずつ注いでください。

ちょうど良いところで

「ベスベスベス」「もういいよ」って声があると思います。

小さいカップに
ちょっとだけ、を
グイッと頂く

そんなコーヒーです。