sachiko

こんにちは、sachiko です。本とコーヒーと文章を書くことが好きです。毎日を過ごす…

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こんにちは、sachiko です。本とコーヒーと文章を書くことが好きです。毎日を過ごす中で感じたこと考えたことを綴っていきたいです。どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

文章を書き続けましょう

投稿した文章は時が経つにつれて珈琲の澱のように文章の海に沈殿して誰の目にも留められずにやがて寂しい珊瑚になる。だから化石になる前に新しい文章を書いて人の目に留まりたい。大袈裟に言えばそれは生き甲斐だ。ただ、砂漠を潤すために水を撒きつづける果てのない作業なのかもしれない。 今までたくさんの本を読んできた。感銘を受けた本も数冊ではない。しかし、今思えばぼうっとして文字を追っていただけかもしれない。表現や技を盗む小賢しい読み方をしてこなかったので作文能力は遅々として向上していない

    • 綿菓子ドッチボール

      例えば私が何かを見て深く感動したとする。すると、私の心の中がキラキラした綿菓子のようなもので満たされる。この繊細で素敵なキラキラを友人家族等誰かに伝えたい、知ってもらいたい、と幼い私はよくそう思ったものだ。成人した今でもこの綿菓子を丸ごと取り出してドッチボールのように他の人にパスできたら、デジタル情報が1ビットの欠損もなく複製できるように、私の受けた感動や心持ち、綿菓子のそのまんま全部を苦労なく渡せたなら人生どんなに楽だろう、なんて考える。握手でもするみたいにふわっと。でもそ

      • 【創作大賞2024応募作品】101歳のスヱさん

         私の父方の祖母の名はスヱさんという。大正生まれで未だ健在だ。六人兄弟の末っ子、これで最後の子、という意味を込めてスエと名づけられたらしい。単純な由来だ。スエさんはお母さんが四十九才の時の子のため叔母(スヱさん)と姪(本家の娘)がほぼ同年齢となり親族関係が複雑に入り組んで孫の私は理解できないでいる。  ある日、スヱさんがベッドから転げ落ちたので救急車を呼んだ。スヱさんは夜中ベッドからポータブルトイレに移動する際によろけてそばにあったプラスチックのカゴを顔面から破壊した。カゴ

        • 自分史上最古の持ち物

          私の最古の持ち物は鉛筆削りです。小学校入学の際に購入してもらった学習机におまけでついてきたウン十年、いや、もうすぐで半世紀所持しているものです。いまだに現役で綺麗に削れます。 実家に置いていたので常にそばに置いて使っていたわけではないのですが舞い戻ってきたいまはよく使用して愛着はあります。手動でしゃりしゃりハンドルを廻して削る作業は心地よいです。何か書く際の鉛筆にはシャーペンには無い安定感がありますね。修正ペンでイニシャルを描いたり中森明菜!のシールを中途半端に剥がそうとし

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          自己紹介:はじめてのnote

          はじめましてsachikoです。 本とコーヒーと文章を書くことが好きな女子です。 年代はアラフィフで結構年を経ております。noteでは珍しい年代でしょうか?精神的にはどうにも大人になりきれずにいるので随所に拙さが表れると思いますが、そんな人もいるのだと寛容に受け入れていただけたら幸いです。 隠れ家的な発信の場が欲しくてnoteをはじめました。利用していくうえで自分の中でnoteがどんな位置づけに展開になるのか現時点ではわかりませんが正直をモットーとして文章を綴っていきたいで

          自己紹介:はじめてのnote