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「正しい」のは、誰から見て?

今日の新聞に『旧統一教会と政治家』と見出しがあり、それには旧統一教会は半世紀前から特定の政党、政治家の選挙を支援協力してきたと書いてありました。

選挙というと、中学生のとき学級委員候補に選ばれ、投票数が少なくても気恥ずかしいし、多かったら委員長になってしまう、、と焦りながら黒板に書かれていく「正」の字をハラハラしながら数えたことを思い出します。
結局、そのときは「長」とはならず、副委員長のお役目を頂戴しました(笑)。

ちょうど5画になる「正」を使って、数を集計する画線法は漢字圏の国でみられます。

全体で5画になる漢字は他にも「本」「白」「代」「可」等、、常用漢字のみならず外字も含めたら、数多挙げられますが、

選挙の開票時には、同じ5画だからといっても「代」や「可」は使うことはありません。

真っ直ぐな線の組み合わせに、縦横の方向バランスの良さ、そして何より「ただしい」、つまり公正明大という意味で、開票の集計に使われるようになったのでしょうか。


しかし、この正の字、意味は、もともと集落に向かって人が進み、そこに攻撃を仕掛けることを意味する漢字です。

他者に戦争をしかけることを表す文字が、やがて「ただしい」という意味で使われるようになるのは、「勝てば官軍」で、いつの時代も勝者が自らの正当性を主張するからでしょうか。
何だか皮肉です。

「正しさ」が、どちらから見て決めたことなのか、その視点を見失いようにしたいし、「正しさ」をnoteを通じて学びたいと思います。

読んでくださり、ありがとうございます。これからも宜しくお願いします!






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