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ハリケーンの来なかった、マーケット


皆さんこんにちは、パン屋のサッちゃんです。
いつも沢山の応援を、ありがとうございます!

先週は心配していた大型ハリケーンの予報から一転して、マーケットのある週末は天気が良くなりそうだということになり、お休み予定だったパン販売を前日の夕方から急きょ準備し始めました。
3種類の焼き立てパンを持ってマーケットに着く頃には、本当に気持ちのいい秋晴れで「ハリケーンの大騒ぎは、何だったのだろう?」と思うほどの穏やかな朝です。
(メディアでも連日大きく報道され、お隣フロリダ州から避難してくる人達を受け入れる避難場所も用意されていた)

何時もの1/3の量しかパンが無いので、空いたテーブルにはパンの保存に向いている蜜蝋ラップを展示。
マーケットのオープンする9時には、まだお客さんは居なかったけれど、既に「来て良かった」と感じていました

他の出店者達からも「来れて、良かったね」と声を掛けて貰いながら、差入れにもらったドーナツとコーヒーで一息ついた時
「ああ、もっとこう言う時間を持とう!」と感じました。

何時もは作れるだけのパンを持ってマーケットに来るので、マーケットに着いてもちゃんと売れるか気が気じゃありません。
他の出店者が冗談を言い合っている間も、全てのパンが並んだか、補充は充分か、予約パンは揃っているか、お釣りの小銭は?と張り詰めた自分がいます

1週間に一度しかない販売日ですし、真剣にやるのは当たり前なんですが、事前に準備をやるだけやったら流れに身を任せる余裕も大切だなぁと、、、
分かっているようで、ついつい必死になりがちです

この日はパンが少なかったので、お客さんと談笑したり、他の出店者と笑い合う余裕がありました。
最近マーケット隣りにあるベーカリーの店主がパンを買いに来てくれるのですが、彼女に自分の夢について語り彼女のベーカリーのことを聞いているうちに、彼女も「初めはファーマーズマーケットで焼き菓子を販売していた」と言うじゃないですか!

イベントなどで焼き菓子を販売したり、ファーマーズマーケットで販売しているうちに噂になり、少しずつ大きくなって今の店舗を持ったと言う話は、私に大きな希望をくれました。
「ファーマーズマーケットで売っていたときは、沢山の人達と会うからずっと笑いっぱなしで、その日が終わる頃にはほっぺたが痛かったわ。私は今でもマーケットの雰囲気が大好きよ」と話してくれました
彼女は南部の人間らしい、気さくな親しみやすい女性でそのリラックスした雰囲気が印象的です

最近、色んな人達と話をしていると「余裕」と言うキーワードが良く出て来ます。
実際には、その言葉が最近になって良く使われるようになったというより、私の耳がキャッチする頻度が増えたのでしょう。
ブログを書く余裕もなくなっていたので、今の私に必要なことなのだろうな…と

そんなふうに感じた、秋のマーケットでした。
今日も、最後までお付き合いありがとうございます♪

秋の気持ち朝
看板おじさんのKentさん
家にある材料で急きょ作ったコーンクリームパン
蜜蝋ラップ
販売風景
ブラザー・ローランド(ミュージシャン)と
のんびりと時間が流れる


#ハリケーン来なかった
#余裕



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