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日本画に描かれていた時間

とある日本画家の展示会に行った時の不思議体験の話。

その頃、シンクロニシティとかスピリチュアルなことにドはまりしていた。
会社同期の仲良しの女子と見えない世界についてよく話をしていた頃。

そんなある日、昔好きだった日本画家の方の展示会の広告を見たということで、早速二人で鑑賞しに行くこととなった。

そこで衝撃的な体験を二人ですることとなる。

作品の中には画家が自画像を描いた絵があった。
それは、右手首に腕時計をしている絵。

瞬間的にその同期に
「今、何時?」
と聞いてみると、

描かれた腕時計が指す時間と、同期の口から発っせられた時間が全く同じ。

静かな美術館に二人の静かな悲鳴が響くことに。

さらには、同期は右利きなので、いつもは腕時計は左手首にしている。
しかしその日、なぜか彼女は右側に腕時計をしようと家を出たとのこと。

待ち合わせ時間も適当に決めて、自分達のペースで作品を観て回っていた。
まさか、描かれた時計の時間と同じ時間に、その作品を観ることになるとは。

この時に既に画家の方はお亡くなりになっており、この人に呼ばれたのかね。なんて話ながら、恐怖心はなく、なんだか静かな興奮を感じていたのを記憶している。

後にも先にも不思議体験はこれだけ。


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