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日刊さっちん(ゆるめ)

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さっちんこと入谷佐知が毎日のちょっとしたことや頭の中身を書いていくだけのマガジンです。ゆるめです。
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#絵本

「こどもの あそぶ ところは」-子どもの本専門店とかこさとしの選挙の本

「大きな本屋さんにいこうか」 と声をかけると、9歳の小さくも大きいひとは、「いいやん!」と言った。弾けるような笑顔だった。 京都の大垣書店かなあと考えてみる。あそこの本店はいろんな本があって楽しい。久しぶりにデザイン系の本を眺めたい。カフェもあるし、お昼ごはんもそこで食べようかな。丸善でもいいな。そんなふうに考えていた。 しかしふと、京都の大垣書店本店のこどもの本コーナーを考えてみる。んんん…あそこには、『おしりたんてい』と『うんこドリル』くらいしかない。いや、正直それ

児童書がパッキングされてて読めなくてかなしかった話

そうだよなあ…と思いつつ、とても残念だった話。昨日行った枚方T-siteにある蔦屋書店の絵本ゾーンのほとんどがパッキングされてて読めなかったのだ。小学校3年生の娘と一緒に、高学年向けの児童書の本棚を見て唖然とした。 見本はある。売れてる人気作はちゃんと見本がある。「絵本」なら結構見本も多いので幼児用の書籍を買おうとする人ならまったく不快感がないとおもう。 しかし、高学年が読むような文章量のある名作文学は軒並み中身が見られなかった。ふだん、パラパラっと数冊中を見て、どの本を

12の悪いクセとやさしい表現

「◯◯はな〜、くいしんぼうやねん」 と目の前の女の子がにっこり笑う。次々出てくる食べ物をパクパクと美味しそうに食べ続ける6歳の彼女を見て、「ずいぶん食べるね」となかば心配して声をかけたら、そんなふうに返された。「くいしんぼう」という表現が可愛らしくて思わず笑った。 「くいしんぼう」という言葉を聞いて、8歳娘がいま読んでいる『クレヨン王国 新十二か月の旅』をふと思い出した。 『クレヨン王国新十二か月の旅』は続き物で、 前作『クレヨン王国の十二ヶ月』では、12の悪いくせを