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#50 娘の本気の目に感じたこと 〜拝啓昨日のわたしへ

今日は昨日のわたしへ

このシリーズは、わたしが過去の自分に対して、手紙を書くように、自分の気づきや大切にしたいことをしたためていく、100日note投稿チャレンジです

今日は、5歳の娘がお遊戯会的な日だった。
今はコロナの後だったこともあって、規模は縮小。1時間弱で全てが終わる短いものである。
娘のキョキョはずいぶん前から張り切っていて、数ヶ月前から練習や準備を嬉しそうにしている様子だった。

ヘルニアに苦しむ主人もなんとか退院して、ギリギリいけるかいけないかの中、昨日の夕方保育園に迎えにいくとちょうど先生から電話がかかってきた。

「朝から体調が悪そうで、それでも持ち堪えていたんですけど・・・お熱出ちゃいました」

明らかに体調が悪そうな娘。先生も皆さん「無理せず・・・でもね、もちろん来てもらいたいですけど、体調優先で・・・」と見送ってくれていた。

昨晩は熱はひどくならなかったけれど、夜中中うなされたり、まずいなという状況もちょっとあり、これは無理かな・・・と思った朝方。

わたしの中では半々の気持ち。体調悪いから厳しかったら休んだ方がいい。でも、わたし自身が、休みたくないときは無理にでも行かせてもらっていた経験があるので、本人次第だと思っていた。

「今日は病院も予約できたし、お遊戯会はお休みして、病院行ってゆっくりするのがママはいいと思うのだけれど」と伝えてみた。

すると、「嫌だ、行く。」と瞬時に帰ってきた。
目がマジだったので、マジか・・・と思いつつ、行くことにした。


お遊戯会が始まったものの、途中で吐いたり、ヘナっとならないか心配だなと思っていた。

のだけれど・・・

笑顔で登場。笑顔でやりきり。なんならハシャいでいて、「キョキョちゃんアイドルみたいだったよねぇ〜!」とママ友にも言ってもらうほど、光を放って、準備していたダンスを踊りきって、やり切っていた。

そして、終わった瞬間にニコニコが真顔に戻っていた。
舞台顔だったのか!と思うと恐ろしかった。
少し辛そうに帰りつつも、みんなで無事にお遊戯会に行くことができて、何より本人は満足だったようで、家で保育園に出す手紙に「じょうずにおどれてうれしかった」と書いていた。

なんだか圧倒される彼女のやりっぷりにとても驚いた出来事だった。

あれは本気の目だし、あれが出たらちょっと従っちゃうかもしれぬと思った。

キョキョはマイペースで、興味があることは没頭する。ちょっと空気を読みすぎたり、優しすぎる面があるから心配しているところもあるのだけれど・・・彼女の中であの本気の目とやり切る姿をみることができて、改めて、彼女の人としての強さを見せてもらった気がした。


今日のこの出来事をどうまとめようと思うけれど・・・

今思うこととしては、
ひとには本気になる瞬間がある、ということ。本気になってしまったら実現は簡単になると思う。だけれど、やった方がいいからやりなよ、みたいなテンションでは、本気の目になることはないとも思った。本人が自分で火をつけて本気でやっていることは最強なのだ。

だとしたら、わたしもいろんな人をサポートしていくときに、ご本人の本気にスポットライトを当てられるかどうかだと思ったし、周りがどうこうよりも、本人に火がついているかどうかなのだなと思った。
どこに火の粉があるのか、注意深く相手と向き合っていきたい。


拝啓、昨日のわたしへ。
娘氏はやり切りますので、みてやってあげてください!!
わたしも自分の満足をしっかりと目指しながら!がんばろう!!

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