アロマテラピーはじめます
アロマテラピーの始まりはフランス
アロマテラピーという言葉は、1927年、フランス人の化学者さんが作りました。
化学実験の最中に大やけどをし、ラベンダーの精油を塗ったらやけどがよくなったという経験からだそうです。
フランスでは、アロマテラピーを治療の一環として使用していました。
フランスで起こったアロマテラピーに美容や幸福感、若さの延長を志向する流れが生み出せれ、1961年、イギリスにアロマテラピーが紹介されました。
フランス式とイギリス式
そのため
フランス→医療や治療
(状況や症状により精油濃度は1%から高濃度まで、皮膚塗布、経口摂取、座薬、吸入などの方法で使用)
イギリス→美容やリラクゼーション中心
(精油を植物油などで低濃度に希釈し、リラクゼーションを目的としたトリートメントのためのオイルとして使用)
という流れがあります。
日本にアロマテラピーが伝わったのは今から約30年程前の1985年。
イギリス式のアロマテラピーの書籍が出版されました。
フランス式のアロマテラピーが日本に伝わったのは、それから9年後の1994年。
はじめに伝わったのがイギリス式のためか、現在の日本ではアロマテラピーは美容やリラクゼーション目的で使用されることが多いですね。
植物の力
アロマテラピーと聞くと、
「なんだか優雅な感じ」「香りで癒される」「美容に効く」
など、日常生活+αの、ゆとりがある人が使うイメージ。
私もそうでした。
でも、フランスやベルギーなどのヨーロッパの家庭では、
精油が薬局に売っており、各家庭で常備され、心身の不調に使用しているそうです。「緑の薬箱」と呼ばれています。
私は、公園や森の中で森林浴をするのが大好きです。
木々の葉の色や風にそよぐ様子、小鳥の鳴き声。
その場にいるだけで、心身が癒され整っていきます。
また、道端に生えているような、身近な草花も大好きです。
独学で、ハーブや薬草について調べていると、
身近にある植物が、どれだけ人間にとって役立つ薬効成分を
たずさえているのかということに、驚いたことがありました。
精油は、植物の持つ芳香成分が、ぎゅっと濃縮され、小さな小瓶に入っています。
例えば、ローズの精油1㎏を抽出するのに、4000㎏の、バラの花びらが使われているそうです。
植物の力をもっともっと知り、力を借りて、役立て、植物達に感謝しながら
生活できたら、とても豊かだなと思います。