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愛を伝えに地球に降りた動物たち①


昨日は地元で開催された動物愛護シンポジウム
に参加し、Evaの杉本彩さん、
朝日新聞記者の太田匡彦さん、
アニマルライツセンターの岡田千尋さん、
獣医師・ハナ動物病院院長の太田快作さん、
県庁生活衛生課課長、獣医師でもある職員さん
のお話を聞くことができました。
主催は県で長きに渡り保護猫活動を懸命に
行っている保護猫カフェ・ねこかつさん。

4時間半という長丁場でしたが途中退席も
殆どなく、動物虐待やアニマルウェルフェアの
厳しい映像や動画もありましたが、
意識を逸らすことなく(厳しい映像の前には
目を伏せてもいいようにお声がけがありました)
皆さん、熱心に聞かれて、およそ1000人の来場者でした。
動物たちが置かれた現状、ペット産業の真実、
食べるために育てられている動物たちの、
救いのない扱い、動物実験という犠牲、
日本はお金儲けに塗れた動物福祉後進国です。
すべてが商売、利益。


猫ブームで繁殖を盛んに行い、利益を出す。
猫が自然と盛りがつく時期ではなく
故意にある方法で繁殖を促す。

お産は大変なことです。

私が思うに犬は簡単に産める、と
勘違いしているのではないだろうか。
犬のお産は楽だ、犬帯などという
言い伝えから犬=安産。
それは自然に交配された場合なのかもしれない。
結局、お金のために、仔犬はかわいいから
売れる、売上が欲しいばかりにたくさん
産ませる。交配と出産以外はゲージから
出さない。
こんなふうに生まされていたら安産が
続くわけもない。未だ犬のお産は楽だと
思っている人がいたとしたら、単なる
言い伝えだとわかってほしい。
昨年9月に空に還った柴犬の幸は
繁殖犬でした。何度も産まされた形跡があり
そのせいで体を壊して捨てられた。
そして私の元に来て、幸せに暮らしたのも
束の間、末期癌がわかり、旅立ちました。

人間が幸のお腹の奥に黒い腫瘍を
作った、と私は思っています。
体を酷使して産み、内臓を蝕んだ。

昨日のお話の中でも
ひどい劣悪な環境で出産を繰り返し、
仔犬は取り上げられて競市に出される、と
繁殖犬の現状を知りました。

SNSで見かけたのは、生体販売
禁止について憤慨している飼い主。

ペットショップから迎えても愛には
かわらない。何が悪いのか!

確かにペットショップから迎え
可愛がっている方はたくさんいます。
けれどもその犬種、好きな犬種が
どうやって生まれ、どう買われて
ペットショップに展示されるのかを
知ったならば
これからも好きな犬種をペットショップ
から買おうと言えるのかな、と思います。
そして繁殖犬のお父さん、お母さんの日常、
末路、を知ったならばまたペットショップから
大好きな犬種を迎えようと思うのでしょうか。

ブリーダーの規制を厳しくして
本当に愛情をかけて育て、故に
頭数が制限されますね。
大切に育まれた、大好きな犬種の
その仔犬を迎えたらいい。
それもきちんとした管理体制の元で
購入まですべて規則に則って。

そうしなければもう
犬猫は手に入らないと。
そうしてほしいと私は思います。

私は
生体販売の禁止を望みます。

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