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穏やかで安心な、ひとりの女の子として。繁殖犬に愛を


先日、知人が繁殖犬の女の子を迎えました。
優しいママの元に行けて、ママに懐いて
とてもかわいい、素直な女の子です。

たくさん産まされて、廃業で保護所に持ち込まれた
ようです。繁殖場の管理者が年配の女性
だったのか、60代から70代くらいの女性を
とっても怖がるそうです。
思えば私の愛娘、柴犬の幸もそうでした。
幸は
うんちをすると怒られていたようで
うんちをした後、叩かれるのを怖がるよう
に顔を歪めてうずくまっていました。
何があったのかはわかりませんが
繁殖犬の女の子はこういうことを割と聞きます。
とっても切なくなりますね。

そして、今回、知人が保護犬を迎えた団体は
柴犬を中心にレスキューしていて、
最近、ある大きな繁殖場が閉鎖し、
廃業と経営者は言っているようですが
崩壊だろう、とのこと。経営者はさっさと
逃げてしまい、残ったスタッフが500頭を
何とか助けたいと奔走しているようです。
保護団体が引き受けた子は3頭で酷い
感染症で大腸に疾患を抱えており、
死を待つばかりだった、と。
環境悪く、医師に診せることもなく。
3頭ともすごく小柄です。
病気で食べられなかった、痩せていたのも
あるでしょうが、豆柴欲しさに金儲けの
ため、小さく育てていたのかもしれません。

ある繁殖犬の女の子は痩せ細り、病気と
戦いながら、預かりさんの献身と愛を受けて
います。ふかふかのベッドで
柔らかな陽射しの中、心地よい風に
吹かれ、気持ち良さそうに眠る姿。
それは穏やかで安心な、ひとりの女の子。
こんなふうに大切にされ、愛されることが、
それが当たり前ではない、繁殖犬たち。

幸がベッドでのんびり、気持ち良さそうに
眠る姿を見た時、保護団体の代表さんが
こんな生活が欲しかったのよ!
って、そんな顔しているよ、と
言っていました。

人だって
穏やかに安心して
静かに暮らしたいはず。



繁殖犬に、どうぞ愛を。
ショップで迎えたかわいい子には
繁殖のおとうさん おかあさんがいます。
繁殖犬は
お金のために交配され、病気も治療して
もらえず、撫でてももらえない。
迎えた子を良いブリーダーだから、
大丈夫、と言っている人は、良いブリーダー
さんに巡り会えたのでしょう。
しかし、大半はお金儲けの酷い状態です。
動物について法律を改定しようと
いくつかの団体が活動しています。


繁殖犬がひとりの女の子として
安らぎある環境で
愛に包まれてほしい。
私は願っています。


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