だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage11
Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。
みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。
ジロデイタリアは休息日明けのステージ11。
古都ペルージャからスタートし、モンタルチーノまでの砂埃舞う未舗装地帯のグラベルロード。
167kmの行程の中でストラーデビアンケで目にした真っ白い道がセクターごとに出てくる仕様でした。
トスカーナ地方の美しい景色で見ている側はリゾートの美しさを楽しむことができるけれど、未舗装の砂埃舞う道は選手たちの足を確実に削っていきました!
未舗装路区間が始まる前まではほぼフラットな道が続くものの、そこから先は道幅も狭く位置取りが命となるため、各チームの気合が違いました。
そんな中、やはり総合のチーム力では一枚上手なイネオスがガンナを筆頭に纏まっていきます。
第1セクターの未舗装路セクションでガンナがスピードの出しすぎて一瞬コーナーを曲がり切れないか…あわや落車か!!?みたいなところもありましたが、ペダルを素早く外して体勢を整えてリカバリし、また圧倒的な走りでイネオスを牽引している姿には引退してしまったカンチェラーラの鬼牽きを思い出したものです。もしくは最年長で走り続けて職人芸を見せ続けてくれたフォイクトさんか……。
そんなイネオスの攻撃にだんだんと千切れていく総合争いをしている選手の中で、なんと総合2位だったエヴェネプールが遅れ出すという事態に!
第2セクションの13.5kmも続く未舗装路では秒数争いをしていたはずの総合をひっくり返してしまうか?と感ぜられるほど先頭とメイン集団の時間差も開き、これはもしかしたらもしかするのか?と視聴者全員が釘付けになっていたら、そんなことはお構いなしとばかりに最後の未舗装路区間の終わる頃にはアシストも使い切ったエースたちがタイム差を埋めるべく猛追していきます。
そんな中、先頭4人にも動きが出てきます。
残り5kmを切った時点からUAEのコーヴィとクベカ・アソスのシュミットの2人だけが残り、ステージをかけて対決となりました!
ラスト500mからのタイマンスプリントはどちらも譲らなかったものの、ゴール100mからのシュミットがわずからながら力が勝り、コーヴィをねじ伏せての勝利!!!
タイマンスプリントだけでも相当面白いのに、メインから飛び出したベルナルの力がも〜〜〜〜〜〜、圧倒的で……翼が生えるって表現がありますが、まさにそれでしたね。
先頭から脱落してしまったブッフマンとともにゴール前に出てきた時は血が沸き立つかと思いました。ライバルたちからだいぶタイム差を稼いだようですよ。
おかげで総合上位勢の順位の入れ替わりが激しいものとなり、2位だったエヴェネプールは7位(それでも7位で止まったのはすごいと思います)、活躍が地味だったサイモン・イエーツが9位から5位へと上がりました。
今日は興奮し過ぎて、途中でお仕事をほっぽり出して見てしまっていましたが後悔はしてません!
明日は212kmの丘陵地ロングラン。寝落ちしないように気をつけないとです。
それではまたチャオ。
総合:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
ポイント賞:ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞:ジョフリー・ブシャール(アージェードゥゼール・シトロエン チーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
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