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だいたい5分でわかる?!ツールドフランス2021観戦レポート Stage7

ツールドフランスの観戦レポートです。
Stand.fmでお喋りしたことをこちらにもテキストでアップしてみます。
ほんのり内容が違っていたりもしますが、ご勘弁を。

こんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

本日のツールドフランスはあまりにも中身が詰まりすぎて、どこをどうまとめたら良いんだろう?
なんてことを思っているステージ7です。
コースはヴィエルゾンからル・クルーゾまでの249.1km。
21世紀のツールで最長だそうですよ。

前半は平坦基調なものの115.4km目にある中間スプリントポイントを超えてからの3級山岳を皮切りにして、3級-4級-3級-2級4級と高低差のあるコースレイアウト。立て続けに登り続けるのは相当キツそうです。とくに230kmも走ったあとに出てくる2級山岳は最大19%という激坂だそうで、「ユイの壁(クラシックレースでおなじみのベルギーにある激坂)」か!って唸ってしまいます。

スタートから激しいアタック合戦となり、まずはカンペナールツをきっかけにしてマイヨジョーヌのマチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトという永遠のライバルで強力な選手2人が逃げを作りかなり早いスピードで逃げを作りました。
最初こそはディフェンディングチャンピオンのいるUAEチームエミレーツも追撃していましたが、現在は総合2位なので本来追撃する集団に入る必要はなかったようで、足を削らされるという罠にかけられていたようです。
こういう頭脳戦もあるから自転車レースは見るのが難しいと思われちゃったりもするのかなー。
でもJsportsの解説陣がとても丁寧なので、解説聞いていれば十分に楽しめるんですよ!

脱線してしまったので戻しますと、UAEの足を削る作戦がゴールまで80kmを切ったあたりから終わり、メイン集団もグンと速度を上げ始めます。ユンボ・ヴィズマのトニー・マルティンが先頭で牽引しているからか時速78km/hまで出ていてすごい力の入れようです。逃げに入っていたニバリを追うためなのか、はたまた…!

ではニバリはどうしてるのか?といえば、残り63.9km地点でアタックを仕掛けていました。
メッシーナ海峡のサメという愛称もある選手ですが今回はキリこんで残り63kmを走るというものではなく、誘いアタックのようでしたが、これはいまいち決まらなかったようです。

ちなみに逃げ集団の前に逃げが二人決まっていて、モホリッチとファンムールが差を詰めることを許さない強力な走りを見せてくれていました。

そのあとも20名以上と多い逃げ集団の中からカンペナールツとストゥイヴェンがアタックをかけたり、カラパスがアタックをかけたりと積極的な動きが見られました。

残り46km地点でカンペナールツとストゥイヴェンがモホリッチとファンムールに合流し4人逃げが強力でしたが、カンペナールツが2級山岳で脱落してしまいます。それとは別にコルトが単独追撃とレースの動きが激しい上に、逃げ、逃げ集団、マイヨジョーヌ集団、第二集団と別れていて状況を追うのに精一杯となりました……。

そしてマイヨジョーヌのマチューとワウトのライバル二人がまるで磁石でくっついているかのように残り7.9kmでアタックをかけたりと、話題にことかかない話にまた一つ伝説を作ってくれたりしてました。

結果は逃げに逃げ続けたバーレーンのモホリッチが可愛らしいハートのガッツポーズでゴール!
遅れて1分20秒後にストゥイヴェン、次に集団ゴールとなりましたが、その中にマチューが入っていましてなんて剛脚なんだ!!と驚きを通り越して圧倒されてしまいました。
ログリッチは落車続きだったことが影響しているのか9分遅れでのゴールとなり今年のツールはついてないなぁと感じてしまいました。つらい。

あぁ、やっぱりうまくまとめられなかったな……。
とにかくレースの動きが激しく、目が離せない展開だったってことと、マチューとワウトのライバル関係がレースに濃い味付けをしてくれたなって感じです。
明日は1級山岳が3つも連続でくる鬼レイアウト。
山岳ステージが始まるなぁと感じるのと共に、このあともう1日山岳があるんだよなぁとおののいてしまいました。ロードレーサーの体力ってどうなっているのでしょうね?
それではまた明日。サリュー!

総合:マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
ポイント賞:マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
山岳賞:マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)
新人賞:タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
敢闘賞:マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)

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