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くたばれPTA Part2

ワタシは自分の子どもが小学校に入学するまで、PTAが何なのかを全く知りませんでした。恥ずかしながら。

自分の中のPTAのイメージは「子どもに見せたくない番組No.1」を決めてる団体?ぐらいの認識でした。恥ずかしながら。

ちなみに、PTAが「子どもに見せたくない番組認定」したテレビ番組を挙げると、昭和時代は「ドリフ」「ひょうきん族」、平成時代は「ロンドンハーツ」など。いわゆる「低俗下品なお笑い番組」が、PTAから「子どもに見せたくない番組認定」されていました。
いまだとYouTuberだのVTuberのヤバイ人が「子どもに見せたくない認定」されるのかもしれませんが、昭和においてドリフを見ていた自分としては、番組終わりに「歯を磨けよ」と虫歯予防を啓蒙してくれる加藤茶は偉いなぁと思っていましたが。

さてPTAとは何か。

PTAとは「Parent-Teacher Association」という英語の頭文字をとった言葉です。

ペアレント(親)とティーチャー(先生)のアソシエイション(協会)。

太平洋戦争でアメリカに負けたニッポンが、GHQによる占領時代に「民主主義」と一緒に輸入した「教育理念」です。
親と先生が手に手をとって、学校教育の中で子どもの「健やかな成長」を見守るための団体を作りましょう。という。

なるほど。イイじゃんね~

ということで、PTAは「子どもの健やかな成長を見守るための団体」として1950年代からずっと続いてきた由緒正しい団体であります。

子どもが小学校に入学したその年、その由緒正しい教育団体から「役員をやりませんか?」と言われたワタシは、二つ返事で役員を引き受けました。

子どもの「健やかな成長」を親として、「先生と共に」見守りたかったからです。

ワタシはそれまで、3人の子どもが在籍する保育園の保護者会の役員を歴代でやっていました。
運動会や夏祭りの運営委員に卒園アルバムの製作まで。3人全員分の役員をやりました。

子ども達が楽しく過ごせることに寄与できるのなら、なんでも協力したかったからです。
その気持ちと同じ気持ちでPTAの役員になりました。

ところがです。

PTA役員の「仕事」をやっていくうちに、疑問ばかりが膨らんでいきました。
これ、ホントに「子どものためにやってる」ことなの? という事が多すぎました。
ベルマークの集計のために、PTA役員が平日の昼間に有給取得をしてまで集まって、ただただ切り貼りする作業をしなくてはいけない。
一体全体、この作業が子どもの「健やかな成長」にどう関係しているのだろう?  と。自分の有給がベルマーク切り貼りに使われることが、自分の子どもの健やかな成長にどのように関係しているんだろうか。いや、回りまわって関係しているかもしれないけどもしかし。と。
やっててつくづく思いました。

そういった疑問は、ワタシだけではなく。

同じ学校でPTAをやっている人は絶対に口にしない「否定的な意見」が、匿名のSNSには溢れていました。

「ベルマーク、意味なくね?」

「PTAヤバイ」

「ほぼ強制で入らせるのは詐欺じみてる」

どれもこれもそうだなと思います。

でも、ワタシはあえてPTA役員に率先して立候補し続けました。

その上で。

もう一度言います。

くたばれPTA。

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