優しさとはなんだろう
ふと問いかけられて・・・
さっちゃんが人として一番大切にしていることって何?
何ヶ月も前だけど、ふと運転中に妹から投げかけられたことがあった。
数秒考え、「優しさ」かな
と、答えた。
「私も」と妹も話す。
何度か考えてみたけれど、やっぱり、私にとって、大切なことは「優しさかな・・・。
「優しさ」
でも「優しさ」って何だろうって数年前から深く考えることがあった。
私にとって一番嫌いなこと「見せかけの優しさ」。
本当の「優しさ」と「見せかけの優しさ」には本当に違いがある。
そして本質を感じる人にはわかるはず、といつも思っている。
本当に優しい人はそれを「愛」「優しさ」なんて軽々しく言葉にしない。
ただ無言で、当たり前に行動する。
味方も多いけど、その一方で、だいたい、誤解もされている。
本当の優しさ
優しさと厳しさは紙一重であるといつも思う。
優しそうな人はたくさんいる、でも、そうでない人が多い。
「優しそうに見える、でもそうで無い人」
それは一番残酷だと思う。
人間完璧なはずもなく、お互いに価値観のずれや、良かれと思ったことがずれてしまうことは当然生じる。
言い難いことを正面切って言えるか、裏でこそこそ悪口を言わないか、
その時に、きちんと何か違う時は違うと言って、ずれの調整、違いを認めながらも長いお付き合いができる人
その「違う」ということを「本人」にきちんと伝えられるかどうか。
小さな誤解で人間関係が崩れそうになった時、多くの人が直接本人に伝えず、裏で悪口を言ったり、こそこそしながら本人目の前にして表面は「いい人」って一番「優しさ」の真逆にいると思う。
貿易の仕事でご一緒している中国から帰化された経営者
初めてお会いした時からこのかた厳しい人だろうと思っていた。
無駄口は話さない、無駄な行動も無いほどドライに見える、そして顔は笑っていても、いつもどこか厳しい雰囲気が漂っていた。
ある時、私ではないが、仲間内でほんの些細な誤解で人間関係が崩れそうになった時、彼は関わった全員の予定を合わせ、全員が一つの場所に集まって、全員の顔を見ながら話す。
なぜ誤解を生むようなことが起きたのかのすべての流れの状況把握、1つのプロジェクトを進める中に一番大切なことは「強固な人間関係」であり、これがずれてしまったら何もうまくいかないこと、そして、みんなの信頼関係が一番大切で、そこがしっかりしてなければ、どんなものも生み出す何の意味も見出さないとビジョンをきちんと話し一つにまとめる時、空気は緊張感なのに、私にはむしろ、愛情や優しさしか感じなかった。
そして、コロナの一番大変な時に、日本にお世話になったからと関わった方々へ数1000枚ずつ、それだけでなく、貿易で関わる県庁に10000枚のマスクを黙って寄付された。
子どもがいる私には気がつけばいつも「お子さんに」と小さなギフトからマスクも最優先に分けてくださった。
こういう人と共にビジネスができ、学べることはどれだけ貴重なことかと感じた。
生きていれば、当然ながらいろいろな出来事が起きる。
もう一つ、
先日の4月娘の誕生日当日、夕飯前に主人とのやりとりでプチイライラすることが起き、イラっとしながら夕飯の支度をしていた。
明らかにイライラムードで、娘も「手伝おうか?」の声かけにもそっけなく対応してしまい、黙って部屋に行ってしまった。
私、よくなかったなーなんて思いながらも、どうしよもなくて、しばらくして
「はい、ママへ」
手渡されたのがこの手紙。
内心とっても嬉しいのに、イライラしすぎて素直に表現できなかったダメな私。
すぐ読めず、翌日読んだら・・・
「ママ、お手伝いがんばってね。
ふたばはいつでも応援してるよ。
あと、ママお手伝いするよ。
ふたばより」
あとで聞いたら本当はふたばの誕生日くらい笑ってて欲しかったけど,
ママが大変そうだったからお手紙書いた・・・って。。。
もー6歳7歳にまでこんな気を遣わせてしまい・・・
また「優しい子」に成長してるんだな・・・って思った。
気がつけば、10代から今まで、仕事柄、地位や名誉もあり、経済力も素晴らしい人、たくさん出会ってきた。
そして、公私ともにたくさんお付き合いもし可愛がってもらってきた。
でも、、、
世の中で素晴らしいとどんなに言われても、「見せかけの優しさ」だな・・・って思うこともたくさんあったし、見た目とは裏腹に、本当に愛情深い人を見た時に人徳を感じることも何度もあった。
過去を振り返っても、私の心の中に記憶に残っている人は「愛情深く」「優しい人」。
大概、本当の愛のある人って言い難いことを言ってくれたり、一番辛かった時こそ、利害関係なく心寄せてくれる人。
過去の節目で心で鮮明に覚えているたくさんの「優しさ」
例えばなしあげたらキリが無いけれど、こんな未熟な私は、たくさんの優しさの中で迷惑かけながらも、生かされてきた。
本当にたくさんバカみたいなことして、たくさん誤解も、たくさん失ったものあるけれど、でも、過去に後悔は無い。
相手を想ってやらないで「後悔」するなら私はどんなバカなことでも、自分のために、後悔しないために、これからもやっていってしまうんだと思う。
40過ぎて本当に思うこと、「いい人」になんてなろうと思わないし、人の
むしろ「バカ」「やなやつ」と思われてるくらいが気楽でいい。
(それでも付き合ってくれてる心友たちに感謝しかない・・・)
一番大切にしたいのは自分が自分に納得する生きかたをし、「大切に感じるものを大切にする」
「人がどうこう」はもう置いておいて、シンプルに、「とことん自分が自分に納得する」生き方をしていこう。
久々に朝から「優しさ」についてしみじみ考えてしまった。。。
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