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干しいも作りの悩みと美味しい食べ方


note干しいも部へようこそ。



干しいも部のクレドは

『知識と経験と干しいもは人類の宝』


ワタクシ、開発担当のさちと申します。

前回は、干しいもを干し過ぎました!
みなさん、干し過ぎに注意です。


いつも、干し網に入れて干しっぱなしなので、安定した柔らかさの干しいもが作れないワタクシ、さちです。


さて、今回はこちら!


『干しいもで悩んでいることと、どうすれば美味しくいただけるのか。』


さつまいもが手に入ると、干しいもを作ってしまうワタクシ。

どんな品種でも、どんな産地でも、それなりに美味しく作れる方法。

「誰でもどんなさつまいもでも、美味しい干しいもになる工夫は無いのか?」を日々研究しています。




さて今回は、近所の方からいただいたさつまいも。

とっても大きいおいも。


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もはや、品種もわかりません。


これを、干しいもにしていきます。
(また写真多めです)

① さつまいもを洗って、炊飯器に入る大きさに切る。

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炊飯器からはみ出ました。


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断面から、品種を想像。
(そこまで、まだ目利きはできません。笑)


② さつまいもを炊飯器に入れ、水を入れる。
玄米モードでスイッチオン。

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井形に置きました。


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今回は満タンまで。炊飯器の限界も確かめます。


③ 蒸し終わる。

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ホクホクで美味しそう。
ですが、身がしっかりしていて、崩れるほどではありません。

うちの炊飯器の玄米モードは、少し、蒸してる時間が短いんじゃないのかな?と思っているのです。他のモードも試してみようかなぁ。


④ 皮をむいて切る。

わたしは先に、赤い皮だけむきます。
(このスルーっとむける感じが楽しいから)

それから、身を厚めにそぎ取ります。

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(偶然、同じ頃に2人からおいもをいただいたのですが、中身からおそらく種類が違うだろうとわかります。)

1箇所だけそぎ取った写真。
真ん中だけ、黄色く見えるのがわかりますか?


Q: どのくらいそぎ取ったらいいの?

今年の冬、干しいもを作ろうとしている方は、この素朴な疑問があると思います。


A: 2〜5mm程度そぎ取れば大丈夫です。

目安は、こんな風に中の黄色が見えるまで。

外側は、色がくすんでいます。
くすんだ部分が黒ずんできます。

甘さも控えめであまり甘くないので、取るとより甘くて美味しい干しいもになります。


でも、もったいないですよね。
けっこうそぎ取りますから。


うちは大抵、その場で娘に食べられて消えていきます。この間は、わざわざ残して冷蔵庫に入れておいたのに、食べられてしまいました。。。




話がそれました。
干しいも作りの続きに戻ります。


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身がそぎ取れたら、切ります。
厚みが重要です。

geek部長の報告によると、3分の2ほどに縮むようですが、縮むのを見越して厚めに切ります。(わたしは測らずに、適当に切っています)


ここで、いつも悩みます。


この真ん中の白い部分は、なぜできるのかなぁ?


シロタなのかな?

(このnote内に、シロタのことが載ってます)


単に、蒸せていないのかな?

(炊飯器の蒸し時間が短い説)


この白い部分を無くすために、色んな種類のおいも、色んな大きさのおいもで、ずっと試しているのもあります。


⑤ 干す

2種類のおいもがあるので、違いがわかるように、分けて網に並べます。

干しました。今回は2日間。
洗濯物と一緒に、室内と外を行き来する感じ。


⑥ 完成!

できました!!

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まだ、干しすぎかもしれません。

外だと、日に当たると一気に乾くし、風が強いと乾き方が違うしで、熟練の干し手さんにならないと安定の柔らかさにはほど遠い気がします。

室内で扇風機を当てた方が、安定して干せる気がします。

これが、二つ目の悩み。


ね。やっぱり。
干しても、中の白い部分は残ります。

食べると、少しもさつく感じ。
水気が足りないような。

息子は、「白い部分の方が甘い。」って言ったことがあります。

シロタだから甘いのかな?


この白い部分が、おいもを変えても大抵できてしまうのです。




そういうわけで、せっせと干しいもを作るわりには、仕上がりが気に入らないワタクシ。


ですが、気を取り直して・・・

娘を誘って、干しいもの美味しい食べ方を試してみました。


まずは、冷蔵庫から干しいもを出します。

こんな風にしまっています。

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上の干しいもを9日間、冷蔵庫に保管しました。

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全然平気です。

(干しすぎの良さは、もちが良いことです)


以下、娘の食レポです。


① お湯に3分間つけてみた

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海から直接とったワカメみたい
味がとれてなくなった
おいもの透明なところは味がしない


② 電子レンジ500Wで15秒

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コメントなし(普通ってこと?)

柔らかくなって少し甘みが増した気が。
(やり過ぎるとカチカチになるはずなので、気をつけて)


③ トースター1000Wで2分

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干しいもとしてそれっぽい
若干パンの味


④ バター炒め

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味はピザ 匂いはクッキー




お湯につけたらワカメって・・・

いつも笑える食レポをする娘なのですが、今回は食べてみると、たしかに。

噛んでいると、最後にコンブのような味がしました。旨味ってことなのかな?


トースターが一番美味しかったです。
周りのカリカリもいい感じ。


バター焼きは、娘曰く

「なんでバター無塩のにしないの?
塩の味で、いもの味しないじゃん。」


ごもっともです。
元々、甘みが少ないのに。


油で焼き付けるという手もあったのですが、色々食べてたらお腹がいっぱいになってきました。



ここで、実験はおしまい。

トースターで少し焼くといいみたいです。


みなさんも試してみてくださいね!




シロタとの闘いは続きます。
(シロタじゃないかもしれないけど)


がんばります!




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