俺はピース🐕　よろしくな！

俺の名はピース。

Love & Peace のピースらしい。
兄ちゃんがつけてくれたんだ。

そろそろ二十歳。
人間の年で言うと三歳ってとこかな。

「そろそろ」って変だって？
仕方ないだろ。誕生日がわからないんだ。

なんでわからないのか？

俺は兄ちゃんに拾ってもらったんだ。
森の中にいたらしい。

兄弟3人でいたところを
兄ちゃんと父ちゃんが
見つけてくれたんだ。

今でも兄ちゃんは
「みんな連れて帰ってくればよかった」
って言ってくれるけどな。

みんな来たら大変だったと思うぞ。

みんなと一緒だったら
そりゃあ良かったけどな。

そういうわけで、俺の家族は
父ちゃん、さっちゃん、兄ちゃん、妹ちゃん
そして俺の5人家族なんだ。

さっちゃんって誰だって？

今日からnoteでお守りをするようになった
母ちゃんのことさ。

うちでは妹ちゃん以外みんな
『さっちゃん』って呼ぶんだぜ。

妹ちゃんは『ママ』って呼んでるなぁ。

兄ちゃん？
兄ちゃんも『さっちゃん』って言ってるぞ。

ん？　変わってるのか？

ふぅん。
まぁ、いいだろ。

とにかく
俺にとって『さっちゃん』は
大好きで大切な人なんだ。

そのさっちゃんが…

昨日だったかな？
とても困った顔をしてて。

俺はいつものように
さっちゃんの拳を噛み噛みして
遊んでたんだけどな。

いつもと違って
ぼーっとしてるんだ。

「どした？」って聞いたら
noteで怖いことがあったんだって。

「ふーん」って思って
noteの話を聞いたら、たしかに
「それは怖いかもしれない」
って思った。

俺には
このうちを守る仕事 と
妹ちゃんを起こす仕事 が
あるんだけどな。

さっちゃんが困ってるのは
見てられねぇから
「俺も行こうか？」って
聞いたんだ。

さっちゃん、ビックリしてたぞ。

でも
「ありがとう♪」って
すっごく嬉しそうだったから
きっと喜んでんだよ。

あの人わかりやすいから。

そういうわけで
俺は今日からnoteの世界でも
さっちゃんの番犬として
おじゃますることになった。

みんなも知ってると思うけど
さっちゃんは鉄砲玉みたいだからな。

思いついたら
後先考えずに飛んでっちまうんだ。

そのくせ天然で
色んなとこでやらかすんだよ。

周りの身にもなってみろってんだよなぁ。

まぁ俺も
大人の男には飛びかかるけど
仔犬が寄って来たら
全力で逃げるからな。

だから、まぁ
お互い様って話か。笑

俺の自己紹介がまだだったな。

父ちゃんが言うには
俺は2月の半ばから3月にかけて
産まれたんだろうって。

だから俺の誕生日は
3月1日になってる。

そろそろ三歳ってことだ。

拾ってもらった森は
干しいもの国って言ってたぞ。

ここからはずいぶん遠いみたいだ。

兄ちゃんの卒業旅行にって
兄ちゃんと父ちゃんが2人で出かけて
俺を見つけてくれてな。

さっちゃんが「いいよ」って言ってくれて
俺だけ連れて帰ってもらったんだ。

「残りの俺の兄弟を迎えに行って
　一緒に暮らせるのか？」って
みんなで相談しててくれた
らしいんだけどな。

そのニ日後に大雪が降ったんだ。

あまりの大雪に…

助けに行こうにも
遠くて間に合わなくて。

その後は
動かなくなった兄弟を
見に行くことはとてもできなくて
しばらくは行けなかった。

でも

今でも里帰りさせてもらってるぞ。
もう何回帰ったかなぁ。

毎回探すけどな。
俺の兄弟。

姿は無いから
他の誰かに拾ってもらって

俺みたいに幸せに
暮らしていることを
願うばかりだ。

俺は、拾ってもらった頃は
まだやっと歩けるくらいで
体重も1kgって言ってたな。

酔っ払いみたいに
ヨチヨチ歩いてたらしいぞ。

ドッグフードをふやかしてもらってな。
小さな入れ物なのに
俺は小さすぎて
両手が入れ物の中に入っちまって。

いつも両手を押さえてもらってたなぁ。

今なんか
その小さな入れ物。
鼻の先も入らねぇぞ。笑

それが、今は26kg。
立派になったもんさ。

立てば、妹ちゃんと同じだぞ！

俺は走るのが好きでな。

"伸びるリード"をよくぶっちぎって
鳥を追っかけちまうんだ。

弱くないか？あれ
すぐに壊れんぞ？

走るのは得意だから
オリンピックに出たら
優勝できると思うなぁ。

俺の自慢できるところだ。

俺には
猟犬の血が流れているらしい。
瞬発力はピカイチさ。

水かきがあるから
ラブラドールも入ってるだろうって。

水難救助犬だろ？
だから、泳ぎも得意だ！

俺の特技は
兄ちゃんの自転車について
兄ちゃんの足をくわえながら
一緒に走ること。

並走、得意だぞ！

自転車なら余裕だな。
下り坂でダッシュされると
ちょっとキツイけどな。

嫌いなものは風呂だ。

昔、風呂が嫌すぎて
父ちゃんと闘ったら
父ちゃん血まみれになりながら
俺を風呂に入れてたなぁ。

そんなに風呂って大事かねぇ。

毎週川に入ってるから
それで綺麗になると思うんだが。

俺は
まちの中だと体力ありあまりでな。

毎週、人里離れた山ん中に
連れてってもらってるんだ。

山は楽しいぞ！
思いっきり走れるからな。

今日も連れてってもらったんだ。
楽しかったぞ！

見晴らしいいだろ。ここまで登ったんだ。

『ウォーキングコース』
って書いてあったのに…

遭難するところだったなぁ。
森の中が崩れてたんだ。一昨年の台風だろ。

父ちゃんが
「今までで一番大変だった」って。

さっちゃんは
兄ちゃんのピンチヒッターで
怪我のリハビリで来たのに

コースの半分は自転車押して
崩れた森ん中歩いてたけど
怪我、大丈夫だったのか？

俺は
崖を駆け降りたり川に入ったり
ワクワクしながら満喫したけどな。

川は寒くないのかって？
冬じゅう入ってたぞ。

冬の川って寒いのか？

俺は俺の気分で生きてるから
眠い時に触られると
さっちゃんにも唸っちまう。

今日も牙を向いちまったなぁ。

申し訳ないとは思うけど
人に媚びてまで
生きていたくはないんだ。

俺は俺だ。

俺以外の何者でもない。
俺なんだ。

長くなってきたから
そろそろこの辺で。

これからも
たまに俺もこうやって
話しに来るかもしれない。

その時は、どうぞよろしく。

あっ！
さっちゃんのこと、イジメんなよ！！

俺の大切な人なんだからな。

改めて…

これから、よろしくな！🐕