見出し画像

息子の高校

週末に、バイクで遠出がしたいと思っていたけれど、土曜日は雨。午後から息子の学校説明会がありました。

不登校でも高校生活を…というコンセプトで作られた高校で、全日制の形を取りながら通信制を取り入れている学校で、密かに期待していました。

説明会を聞いた後の個別相談。色々先にお話しされる先生の言葉を聞いていると…何か違うような気がする。息子は毎日学校に行きたいんじゃないんだけど…

中学校で不登校だった子が、高校で学校生活を取り戻したいためのカリキュラムが整えられていて、毎日学校には通えない子用のものではありませんでした。

全校生徒の6割が元不登校。4割が中学で勉強につまづきを感じている学校とのことでしたが、週1〜2回で通う設定がなく、あくまでも本当は毎日通いたかった子用だったことが、とても残念でした。

毎日5時限通うことが難しい子は、世の中には少ないんだな。制服の生地がダメで着られない子が1人もいないなんて…。みんな制服を着られて、うちだけが着られないのか。(私も今はダメ)

見本として飾られている制服を触り、ズボンの中に手を突っ込んで裏地の範囲を確かめて…そんな親はどこにもいなくて、そのことに自分自身が少し傷ついていました。

皮膚が過敏でごめんね。
遺伝だよね。


個別相談の時に、HSPという言葉を口にしてみましたが、担当の先生は知らないようでした。

いつか、「あー。HSPなんですか。それは、色々苦労があったでしょう。」とねぎらってくれる先生に出会える日が来るのかな?


帰ってから、息子に「どこの学校にする?」と聞くと、「どこも足らないんだよなー」と高校名を即答せず。。。

時代は、息子に追いついていないんだな。
noteでは、HSPは特別なことではなくて、色んな人が自分をHSPだと認識していて、その上で生きていこうとしているのに。

学校って遅れてるのかな?
勉強の仕方の研修より、子どもの特性とか心理的なことを、職員研修として学んだ方がいいんじゃないかな?


導いてもらうはずの学校に、こちらが孤軍奮闘して得た情報を伝えて、少数派だから切られて、あー、自分で高校を作りたい気分。

中学は義務教育だから、画一的でも仕方なくて、だから3年間潜伏するように過ごしてきたけれど、これからの3年間もまた、潜伏するような月日は過ごしてもらいたくない。


もし、人と会って疲れても、それでも行きたい理由ができたら(友だちに会いたいとか、部活に励みたいとか)行けるように、毎日通える選択肢がある高校、部活がある高校に行くという夢は、もしかしたら叶わないかもしれないなと思いました。

制服で行かないといけない学校。
ほとんど全員が毎日通っている学校。
家で自習する術が教科書しか用意されていない学校。

でも、毎日通える学校。
部活がある学校。
対面授業で一斉授業をしている学校。


通信制の高校は、
毎日行くか、週に1〜4回で選ぶ
部活がある、ない
対面授業がある、ない
自宅で見られる先生の動画がある、ない
制服がある、ない

など、様々な仕組みがそれぞれの学校で違っていて(いつか、レポートを書きたい気分)、その中から自分に合った学校を選ぶのが結構難しいのです。(どこかを立てると、どこかが立たない)


が、今のところ、息子の希望に合った高校が、まだ無い。見つからない。

息子の希望は
週に1〜2回。平日で
制服は無し(夏服は着られないから)
途中から行っても、途中で帰ってもよい
(一日中は長すぎていられないから)
家から近い

つまり、大学がベストの形なのです。(大学は、コマを自分で選べるから、時間数を掌握できる)なぜ、中高に大学のようなカリキュラムが無いのか?


今、見てる高校は、

一つは、週一だけど、土曜日。部活、修旅なし。
もう一つは、部活、文化祭などのイベントもあり、平日だけど途中の出入りができない。
今回は、週一だと目立つし、制服がある。

一旦、ここは無いなと思った学校を、もう一度違う視点で見学するのも有りか?


高校は、自分のペースで行っても楽しめるところを選びたい。

私も、昨日の午前中に複数の人に会ったら、夜、行き倒れてしまったことで、人と会うことの消耗感を実感したところ。

息子が早くそのことに気づけたことに、「偉いぞ!」とエールを送って、息子に合った高校を最大限の力を振り絞って探してあげたい。

世の中に合わないことで潜伏しないといけない、そんな世の中なんだと諦めてしまう前に。

世の中も捨てたもんじゃないと思えるように。

息子はネットの中の大人たちに励ましてもらいながら、中学の先生にお世話になりながら、夫と釣りをしながら、今日も生きています。


来年の春に、ワクワクした気持ちで新しい門出を祝えることを祈って。

もう少し、母は高校探しを頑張ります!!
応援、よろしくお願いします。


追記 : またしても、バイクの記事用タイトルを書きながら、その前のことで終わってしまいました。バイクの記事は、また次回に書きます。どうぞ、お楽しみに♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?