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右足首に包丁が刺さって死にかけたかもしれなかった

日常生活の中には、気を付けていないと思わぬ危険な目に合うシーンは色々とあると思います。そこで今回は、私が幼稚園に入園した4月末に起きた台所での包丁事故で初めて死を意識した話をご紹介します。

まな板の上に包丁を置くのは危険

みなさんの中には、ついついまな板の上に仮置きで包丁を置くことを無意識にされている方もいるのではないでしょうか。私の母もその内の一人だったと思います。まさか、包丁が自分の子どもの足に刺さる事故が起きるとは思ってもみなかったでしょう。

私は台所にある食材を皿に入れて食卓へ持っていこうとしていました。シンクを離れようとしたその時、まな板と接触してしまい、振り向いたら、右足首に包丁が突き刺さって辺り一面、血の海になっていました。

まな板の上に包丁があったことも、身体がまな板に触れたということも、後から気づきましたが、包丁と、包丁がまな板の上にあるというのがどんなに怖いことか知りませんでした。

・・・もし、誰も家に居なかったら

母親は、専業主婦だったのでちょうど家に居て、洗濯をしていました。
私の叫び声を聞いて、台所にすっ飛んできた母親も、びっくり仰天、惨状を見て悲鳴を上げました。

足に刺さっていた包丁は多分、母親が抜いたのだろう・・・。

母親は、足を上の方へ上げてタオルで縛ってくれましたが、血は止まらず、出る一方でした。

刺さった瞬間は、痛みを感じませんでした。しかし、血が溢れ出てくるのを見て、「もしかして死ぬのかな」と、初めて思いました。

母親はすぐ救急車を呼び、救助にくるまで不安な気持ちでタオルから染み出る血を見ながらじっとして早く到着してほしいと思い待ちました。

しばらくして救急隊員が到着し、抱きかかえられて救急車で運ばれたのでした。

包丁が足に刺さるという体験も、救急車で運ばれるのも、この時が初めてでしたね。

病院に向かう途中までは覚えているのですが、病院に到着し処置され帰宅できるまでどうだったのかや、何針縫ったのかは覚えていません。

とにかく、事故が起きた時に、誰も家におらず、特に救急車を呼べる年齢の人が居なかったら、私は本当に出血多量で死んでいたかもしれません。ちょうど母親が家にいて助かりました。


・・・治るまで自宅静養するしかなかった

いつまで幼稚園を休んだかはっきり覚えていないですが、幸い、アキレス腱は少し切れた程度で済み、2カ月弱ほど休んだのちに復園したのではないかと思います。

私は、言葉を発するのも周りより遅れていたことと、出だしで長い間休んだのもあり、なかなかクラスに溶け込めませんでした。

まな板の上には包丁を置かない習慣がついた

そんな恐怖体験をしたこともあり、ご飯ごしらえをする時は、包丁で一つの食材を切ったら、その都度、まな板の上には包丁を置かず、絶対に包丁が落ちないシンクの中に置くようになったので、危機回避の点においては良い習慣がついたと考えています。

まとめ

美味しいご飯を作る調理道具で活躍する包丁、しかし、ちょっとした不注意で、故意ではなくても、恐ろしい事態を引き起こすとは・・・今でもふと思い出しますが、毎回ゾッとします。

包丁は不意なトラブル回避するためにも、慎重に取り扱うことをおすすめします。




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