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端午節の[午時水]って?

昨日は台湾の端午節。
ちょうど水彩画教室の日で、天気も良く、写生に出かけることになりました。
車で20〜30分のところまで。

着いた所は[羌仔連埤]という綺麗な湧水の川、川底の石や小魚も綺麗に見える透き通ったきれいな水がよく流れていて、まさに清流です。

山の方から綺麗な水が流れてきています。ちょうどそこは水遊びができるように石が組まれた水場になっています。

何組かの親子連れが網を持って小魚などをすくったりして楽しそうです。

トンボや蝶もたくさん飛び交って
帽子に蝶が。
小魚も跳ねていました

冷たい水です!

すでに30度越えの良い天気なので、脚を水につけると汗がすーっと引いて気持ち良い💦💦

しばし楽しんだ後、目的の写生。

しばらくすると、友人から面白い話が!

なんでも、今日の午前11時から午後1時までの2時間の水は[午時水(ウーシースェイ)]といってその時だけの大変貴重な水なので、その時間に水を汲むのだそうです。


よく意味がわからないので、ネットで調べてみました。
端午節の午時水は邪悪を排し、財運を招く、、、」などの言い伝えがあると書いてあります。
年に一度の端午節の日の貴重な水らしい!

Wikipediaにはいろんな効能や言い伝えなどが書かれていますね。(日本語翻訳がでてくるでしょうか、、ちょっとわかりにくいですが)。

友人の説明によると、「ちょうどこの日は真上にある太陽と地球の地面からのエネルギーによりとても貴重な水がもたらされる」のだという。

その時間になったので、私たちは、絵を描く手を止めてその水を汲みました!


そしてその水をどのように使うのか?

友人に尋ねると、「お茶や料理などに使うととても良い」と。

実際、台湾では廟などで[午時水]が配られたりするところがありたくさんの人が並んだりするといいます。

私たちは、写生の仕上げは帰ってからすることになり、貴重な[午時水]を持ち帰りました。

早速、午時水を使ってコーヒーを淹れてくれました。

「うーん!確かに美味しい(気がする?)」

友人はコーヒー屋さんを営んでいるプロなので、いつでも美味しいコーヒーを飲ませてくれるのだけど、、
いつもにも増して美味しい気がしました!

因みに、今朝、私は我が家でも、午時水といつもの水を使ってコーヒーを淹れて、飲み比べをしました!

うーん🧐😅

いろんな効能を期待、、❣️


日本でも、いろいろな言い伝えで行われる風習が残っているところもあるのではないでしょうか。


小さい頃ことを一つ思い出しました。
年明けの早朝に[若水汲み]というのがあったのを思い出しました。
朝早く起きて、川の上流まで若水汲みに行った記憶があります。(たった一度だけだったかな)
後々は、いろいろ開発が進んだりして綺麗な水では無くなったのか、いつの間にかその習慣は無くなった気がします。


自然豊かな台湾の地では、自然の恵みがとても大切にされているし、また、
天地宇宙、自然と一体となって暮らしているということが、様々な風習などにたくさん生きている気がします。

台湾では
端午節には、ドラゴンボートレースが賑々しく催され、粽子(チマキ)を食べることはよく知られています。

その故事も子どもの頃からよく馴染んだお話のようです。

台湾の子供向けのお話ですが、良かったら楽しんでみてください😊

この季節には、台湾では粽子を送り合う習慣があり、店頭にもいろいろな種類の物が並んでいます。

今年は我が家では、お寺の知人の素食(ベジタリアン)の粽子を求めました。
黒米に大豆ミートやグルテンで作った練製品、椎茸、蓮の実などが入り、さっぱりながら食べ応えのあるとても美味しい粽です!

端午節には厄除けに、ヨモギや菖蒲などを門口に飾る風習もあるそうです❣️

端午節の厄除けの飾り一例


今年の端午節は

私も台湾の地で自然や宇宙と一体となって暮らしていることを体感した(オーバー?)感動の一日でした。

素敵な感動をありがとう😊

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