【連載3】私の学校物語
【昭和、平成、令和の3時代を駆け抜けた私の学校物語】
1987年(昭和62年)秋
社会人になって2年目の夏、採用試験に受かった。
4月の本採用を待つ間、臨時的採用教員をやっていこうと思い、登録した。
すぐに連絡がきて、あっという間に私は「先生」になった
中学校1年生と2年生を教えた。
担当教科は国語。
研修など何もなく、見よう見まねで授業に臨んだ。
すぐにぼろが出た。
生徒のおしゃべりがやまない。
苦しかった。
けれど学校を休みたいとは思わなかった。
会社のノルマがきつかったから、それよりはずっといいいと思った。
生徒と楽しく過ごせる時間もあった。
たしか校庭掃除を担当していた。掃除中、他愛もないことで生徒とよく笑いあっていた。
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