心配性だった私へ

いつも色んなことを心配ばかりしていたね

農家だった我が家は台風が来る度に学校が休みになってみんな喜んでいたけど、私は心配だったね

だって台風前は必ず親が仕事に行って台風対策をしてたから、ビニールハウスから落ちて怪我したらどうしようとか

強風で事故に遭ったらどうしようとかいつもいつも不安だったね

私は親、大人、友達や他人に
愛してくれているか
認めてくれているか
役に立っているか
怒られないように
反対されないように
がっかりされないように
嫌われないように
期待を裏切らないように
失敗しないように
ダメだと思われないように
沢山頑張ったね

結婚したら夫や義父母に対して
同じことを頑張ったね

息子が生まれたら
大切な存在すぎて
絶対に守りたくて
沢山沢山心配したね

沢山の愛があったね

何かに怯えて不安だらけの人生だったね
不安を取り除くだけの人生を
よく30数年もやってこれたね

いつも忙しく動き回って
もう疲れちゃったね
よく頑張ったね
もう充分頑張った

だからもう頑張らなくていいよ

その不安は今現実に起こってる？
起きてないよね
今この瞬間何か問題がある？
問題ないよね

未来のことはまだわからないよ
やってみないとわからないよ
それが起きるとは限らないよ

誰かに起きたとしても
それが私や大切な人に起きるとは
限らないよ
だって別人だから
状況も環境も全て違うから

不安は自分が創り出してるってわかる？
だから考えるのをやめてみよう
未来に不安を探しに行くのをやめて
深呼吸して今を感じよう

私が側にいるから大丈夫
私が私の味方だから大丈夫
だから何が起きても大丈夫
私が私の側にいることを忘れないで

私を信じて
その瞬間私が欲しかった
安心に変わるから

私が私を信じたら不安はなくなるから
安心は私の中に在るから

それでも不安があるなら
不安のままでもいいんだよ

そのまんまでいいんだよ

後記

幸せや正解を探し続けた私の人生
苦しかったあの頃の私に
今の私ならなんて言うかなぁと
過去の私へ綴る言葉をシリーズにして
書いていこうと思う

第一回は【心配性だった私へ】
2,3年前までずっと不安を取り除くことだけをやってきていた私に
今の私がかける言葉を記した