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明太子パスタを噛みしめたら、涙ぐんで知った当たり前の日常にある価値

今日の晩ごはんは、明太子パスタとスープ。

夫は、職場の人たちとの飲み会があるから、わたし一人だけの晩ごはん。

ひとりの夜は、いつも簡単に済ます。

パスタを茹でて、皿の上に乗せ、バターと明太子を入れて混ぜるだけ。

スープは、お米と一緒に実家から送られてきたインスタントの生姜入りわかめスープ。

「いただきます。」


食べ進めていくうちに、なぜか泣きそうになってきた。

あわててスープを一口のみ、涙がこぼれそうになるのを我慢した。

昼間、夫と一緒に食べたときは、泣かなかったに。

ひとりで寂しいから?

いや、違う。

i Padから流れてくる音楽が懐かしいから?
(うちにテレビはない。)

いや、違う。

晩ごはんを食べる前、窓から見えた夕焼けがきれいだったから?

それも、違う。


涙がこぼれそうになるのを堪えながら、完食した。

「ごちそうさまでした。」

そう言い終えたときには、涙が止まっていて、お腹が満たされていた。


そして、わたしは気づいた。

美味しかったから、明太子パスタが美味しかったから。

混ぜるだけの簡単レシピだけど、美味しかったから、涙が出そうになったことを。

口に入れた瞬間、バターで明太子の辛さがマイルドになり、噛んでいくごとに、明太子のうまみが広がっていく。

昼間も食べたけど、そのときは夫の美味しそうに食べている姿を見て満足していた。

だから、気づかなかったのだ。

明太子パスタの深い美味しさに。

しかも、明太子は一粒一粒に命が宿っている。

あの美味しさは、その命によって作り出されたものだと思うと、生命の神秘さも感じてしまう。


毎日、ご飯を食べているのに、一瞬のように過ぎていく日々の中で忘れかけていた、当たり前の日常にある大きな価値。

「食べることは生きること」

どこかで聞いたことがある言葉。


美味しいものを食べることで、物質的にだけでなく、心も満たされる。

「食べる」ということには、そんな力もあるんだなと気づいた晩ごはんのひと時でした。





今回、パスタに使った材料はこちら。

 

ちなみに、わかめスープはこれ。

調べてみたら、期間限定のようです。

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ひと口食べたときに写真を撮り忘れたことに気づいたんだけど、お腹空いていたから、そのまま食べ進めてしまい、今更ながら撮っておけば良かったと思う(泣)





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