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娘のコンプレックスを一掃してくれたタイインディア達とムーワンの玉砕報告

現在19歳の娘は生後10カ月に来タイし、2歳から幼稚園に通いました。

親が日本人ゆえ、娘は自分の一重まぶたがコンプレックス。

小松菜奈ちゃんみたいな二重に憧れ、整形大国タイ(笑)で手術する!とさっちい母さんに訴えたものです。

「その一重が可愛いって言ってくれる人、必ずいるよ。」と切り返していましたが、娘にとったら、理解不能。ただの親バカと思うだけ。

ところがですね、アメージングタイランドは、意外とアッサリ手を差し伸べてくれました。今日はそのお話から。

娘の救世主は、転校先のインド系タイ人達でした。

めっちゃくちゃ顔の濃ゆい人たちから見たら、日本人の一重は美しいんだそうです。ステキですね、そうかそうか、お互いに無い物を求め合うのね。

ラクダのようなフサフサまつ毛、顔の半分を占める大きな瞳で男女問わず言ってくれたそうです。「貴女の目、素敵」「可愛い」「美しい」。


最初はイジられてる気がしたけれど、あまりに真顔で言ってくれるお陰で、徐々に「私の一重は魅力らしい。」と脳内変換がかかり、高校卒業の頃には「顔の濃い人にウケるワタシ」として完成してくれました。

中華系タイ人と並びタイインディアも存在感が強いのですが、宗教などの生活習慣の違いでなかなか接する機会がありません。

娘のお陰でタイインディアの麗しきマハラジャワールドも沢山勉強できました。こちらもどんどん書きたいと思います。


さて、一方息子のムーワンです。

前回の続き、女の子グループにピンで誘われると言う難易度高めのデビュー戦、聞いてください。

近所のエカマイゲートウェイと言う日本でいうジャスコみたいなショッピングモールが舞台です。

「緊張する〜汗。お姉ちゃん、どうしよう?」弱腰のムーワンに姉の喝!が入ります。

「ばっかもん!誰もお前がかっこいいなんて思ってないから心配するな!

良いか!女子会に呼ばれたということは、お前は試されている!

初回のゴールは悪印象を残さない!ただそれだけだ!」

「こうしろって教えて。ぼく、それ全部実行するから」

「おお!良く聞け弟よ!

ドアを開ける、車道側を歩かせない、ソファー席に座らせる、重いカバンは持ってあげる、マックのトレイは運んであげる。エアコン寒いか気にしてあげる。トイレに行くタイミングを作ってあげるんだ!」


「ひとたび女子トークが始まったら、ひたすら聞く!笑顔で聞く!興味無い話題も笑顔!絶対にスマホはイジらない!!!

女子はな、こっちの話に被せて来ない、最後まで聞いてくれる男子が大好物だ!

オレはさぁ〜、なーんて、話の腰は折るな!

オレの語りなんて、女子は誰も聞きたくない!

〇〇君スゴいね〜♡

なんて、本当は女子は思っちゃいないんだ!

女子会に呼ばれたのなら、ムーワンはそこを試されている!

今、姉ちゃんは、全人類の女子を代表して教えてやるぞ!

会話中にスマホゲームをしない男子は神だ!」

姉の鬼コーチングの間、ムーワンの服にせっせとアイロンをかけるさっちい。

コックピットから万歳三唱で送り出した4時間後、ぬいぐるみを2匹抱え、10本の指に全部ネイルが塗られた状態でムーワンはグッタリ帰宅。

「どした?その爪?」

「BOOTSでみんなが僕の爪にマニキュア試し塗りした。」

「っていうか、クラスの男子の悪口を散々聞かされて、ボク、ショックで吐きそう。みんな可愛いのに、、、、」


「は?バカじゃないの?口が悪いのは姉ちゃんだけと思ってたんか!

女は口が悪い!これ常識!これ真実!

15歳でその真実を知れたキミはラッキー!」


「で、そのぬいぐるみは何?」

「女の子たちがぬいぐるみ買ってたから、ボクも買った。」

「ばっか!そんなお金あったら、アイス奢るんだよ!」

「え〜!奢った方が良かったの? 早く言ってよ!でもボク、もうこんな面倒臭いの二度と行かな〜い」

ヨロヨロと自室に入り、オンラインゲームの世界に帰ってしまいました。

ずっと笑顔でいたから頬が筋肉痛になったそうです笑。


疲れるだけで楽しく無かったデビュー戦。

しかし、その後、ムーワンには2回目、3回目、、そして、、があるのでした。

激辛鬼コーチのアドバイスは、効果アリを体感するムーワンの青春の旅は続きます。

お楽しみに

















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