だいすきなきみへ

ねえ、あなたはほんとうにほんとうに、わたしの人生そのものみたいなんだよ。

恋人で、親友で、仕事のパートナーで。

あなたのなまえを見ただけで、好きだって気持ちが溢れて苦しくなる。たくさんたくさん、言葉にして伝えたくなる。
止められなくて、苦しくて、頭がどうにかなりそうなんだ。

会社にいる日はずっとその姿を目で追ってた。

後ろ姿の首筋がきれいでみとれてた。
遠くにいてもいつも声が聞こえた。
いつも近くの棚まで無理に用事を作ってた。
仕事の話をするあなたの真剣で楽しそうな顔がいちばん好きなんだ。

全体的に華奢なのにまるっこい手もいいね。

さわるとあったかくて、やわらかくて、その手がわたしに触れるととろけそうになる魔法の手。

さおちゃん、って呼ぶ優しい声も、からだが触れ合った時にくしゃっと笑う顔も。

ぜんぶぜんぶ、たからもの。

こんなに素敵なひとが、わたしのことを好きだと言ってくれて、夢だとおもった。生まれてきて、いちばん幸せな時間。

こんなに好きになれる人がこの世でいたんだなってくらいあなたは特別。特別すぎるほど。
代わりはいないんだよ。世界中どこを探したって。

どこがいいの、なんてきかないで。
一晩じゃ語り尽くせないくらい、一つひとつが全部愛おしい。

次の金曜日はレイトショーを観に行こう。
休みの日は一日中部屋で横になって本を読もう。
今夜はご飯作ってほしいな。
テレビ観てたら同じところで笑っちゃうよね。
寝る前にベッドでYouTube流して、懐かしい曲で何時間でも語り出して。

ねえわかる?
わかんなくてもいいよ。
だけど、残りの人生はあなたと一緒がいい。
それだけは伝わってほしい。

籍は入れなくてもいいよ。
かたちはどんなんだっていい。
一緒に暮らして、他愛のない話をして、くだらないことで笑って、毎日を過ごしたい。

私といようよ。
これからも、このさきも。
あなたの隣なら、この地獄みたいな世界でも歩いてみたい。

いつかあなたがここまで読んでくれる日がきたら、この文章を手直ししてよ。
あなたの仕事する姿が見たいから。

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