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Arcane【デッキ紹介】

こんにちは、初めての方は初めまして。いつも見ていただいてる方はありがとうございます。さっちゃんです。
今回のお題となるカードは《壱時砲固定式》です。発売当時この複雑怪奇なテキストから衝撃を生んだカードです。
この理解が困難な効果をどのように強く使うかに着目をおいたデッキです。

《壱時砲固定式》について

《壱時砲固定式》はBLVOにて登場したノーマルレアの通常罠カードであり、以下の効果を持っています。

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分・相手のバトルフェイズに、1・2・3・4・5・6のいずれかの数字を宣言して発動できる。相手フィールドの効果モンスター1体を選び、以下の数値を合計した数が自分の墓地のカードの数と同じ場合、宣言した数まで自分のデッキの上からカードを墓地へ送り、墓地へ送った数まで相手フィールドのカードを選んで持ち主のデッキに戻す。違った場合、自分は宣言した数×500LPを失う。
●選んだモンスターのレベル×宣言した数
●相手フィールドのカードの数

遊戯王公式データベース

意味がわかりませんね。
雑にまとめると「すごく発動が難しいデッキトップから最大6枚墓地に送りながら6枚まで選んでデッキバウンスできるカード」という感じです。

発動条件はともかく、墓地肥やし+対象の取らないバウンスという点はかなり強力です。

発動条件についての難点は以下が挙げられます。

  1. バトルフェイズにのみ発動可能

  2. 墓地のカードの枚数を相手によって合わせなければならない

  3. 相手の場に低レベルモンスターがほぼ必須

1についての難点としては、相手の盤面を処理するカードなのにバトルフェイズ中にしか発動できないため、このカードで盤面を処理したあとに攻めに行くのが困難です。そのためこのカードを最大限有効活用するためには墓地肥やしが展開に直結する必要デッキであるがあります。

2についての難点としては、1の問題点を解決するために墓地に送られて効果があるようなカードを大量にいれた際に墓地の枚数が膨れ上がってしまうと発動ができなくなるという点が挙げられます。つまり、墓地の枚数を除外や回収などで調整するギミックが必須です。

3についての難点は、このカードの条件を満たす数式には相手モンスターのレベルが関係するという点です。具体的には、相手フィールドにはレベル1モンスターがいることが望ましいです。よって、自分のモンスターを送りつける、相手のレベルを調整するなどのギミックが必要です。

構築したデッキは1~3すべてを解決する要素を取り入れることができたと考えているので、その点も注目してみていただければと思います。

デッキレシピ


各ギミックの役割

《ティアラメンツ》関係

難点1及び3を満たすために採用をしました。《壱時砲固定式》の効果で相手盤面を処理しつつ、《ティアラメンツ》モンスターが墓地に落ちた場合は連続融合で大型モンスターを展開することで追撃が行えます。融合後にデッキに戻るのも優秀で、ランダム墓地肥やしを連打したあとはデッキの中の《ティアラメンツ》の割合が増えるため終盤以降の《壱時砲固定式》からの融合の確率が高くなります。また、融合効果で《捕食植物ドラゴスタペリア》を展開することができれば、相手モンスターのレベルを1にして難点3をクリアできます。

採用枚数については《壱時砲固定式》の墓地送りで融合を狙うため融合内蔵モンスターはフル投入、墓地に落ちてもそこまでパワーのない《ティアラメンツ・レイノハート》は《ティアラメンツ・カレイドハート》につなぐための要員として1枚になっています。

《妖精伝姫-シラユキ》関連

難点1及び2をクリアするために採用しました。ランダム墓地肥やしをデッキエンジンとしてしまうと墓地の枚数が増えすぎてしまい《壱時砲固定式》を発動できない問題を解決してくれます。また、《壱時砲固定式》を発動したあとに特殊召喚可能なのも優秀で追撃にいも使うことができます。《相剣暗転》からの《混沌魔龍 カオス・ルーラー》や《ネメシス》と組み合わせてリンク展開につなげたりなど、デッキエンジンとしても一役担っています。

《ジャンク・コレクター》

難点2,3をクリアするための採用です。ランダム墓地肥やしをデッキエンジンにする場合《壱時砲固定式》は墓地に落ちてしまうことが多いですが、このカードなら直接発動することが可能です。また、墓地の枚数調節も《竜嵐還帰》や《分かつ烙印》を自身対象で連打することで1枚単位で可能です。《分かつ烙印》を使うことで相手フィールドに低レベルモンスターを送りっつけることで《壱時砲固定式》の発動条件を満たす役割としても使えます。

それ以外のカード群

基本的には以下の条件を満たせるカードを中心に採用をしています。

  • デッキからカードを墓地に送るカード

  • モンスターをいずれかの領域から特殊召喚するカード

  • デッキからドローを行えるカード

  • 除外、墓地からリソースを回収できるカード

特に罠カードに関しては《ジャンク・コレクター》でコピーができるカードや墓地効果があるカードを採用しています。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとございました。

デッキ名はArcaneです。
この名前はアニメのArcane: League of Legendsから持ってきました。
魔法と科学がぶつかり合う世界観が《妖精伝姫-シラユキ》と《壱時砲固定式》のイメージと合う上、Arcaneは英語で「一部の人にしか理解できない、門外漢には理解し難い、難解な」といった意味があり、デッキにマッチしています。
実はアニメArcaneはまだ未視聴であらすじしか知りません。今度見ようと思います。

《壱時砲固定式》はオフ会で相手に使ったときに説明するのが楽しいカードです。
ただ、相手に理解されなかったりするので次のオフ会のときには板書を作っておくべきかもしれませんね。
私の方程式の授業を受けたかったらぜひオフ会やリモートデュエルで対戦しましょう!

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ではまた!


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