笑顔を見たい
いまわが子は
川崎病で入院をしている。
日本では年間1万5千人の子供がかかる病気らしく
特別な病気ではないらしい。
また、川崎病の原因は不明。
だけど治療法は確立されていて
早い段階での治療が有効とのこと。
川崎病の症状は6つあるのだが
その内何個か出ていた症状と、血液検査の結果から
”たぶん”川崎病だろうという段階で
経過観察も兼ねて入院となった
そして良いのか悪いのか
昨日症状が出揃い
川崎病が確定し、治療が始まった
***
今日の朝までは
気持ちがどうしても上下し
その度に
子が頑張っているんだから
自分もしっかりせねば!と
なんとか自分に言い聞かせていた
でも
今日、お医者様から
お薬がしっかり効いたおかげで
発熱がおさまったとの話を聞いた
発熱後から泣き声も
小さくか細かったけれど
大きな泣き声で泣いているとのこと
元気・活力が出てきた証拠だなって
まだ治療は続くけど
とりあえず一安心
ただ、まだ笑顔はないらしい
あんなに毎日ケタケタ笑っていたのに
発熱後
笑顔は一回も見れていない
そして発熱がおさまった今も
笑顔が見れていない
本当は今すぐ行って
抱っこしてあげたい
いっぱい甘やかしてあげたいのに
コロナの影響で面会できないのが悔しい
***
いや、元々
面会できないことは分かっていた
病気を治すためなら
面会どうこうよりも
早く病院を決めて
きちんとお医者さんと看護師さんの目の届くところで
経過を見てもらい
適切な治療をしてもらいたかった
だから一刻も早く入院してほしくて
かかりつけ医から紹介された大病院に
すぐ決めた
そこは、自分が出産した病院であり
子が一ヶ月検診を受けた病院
つまり馴染みの大病院
出産のとき
先生も看護師さんも
めちゃくちゃ親身で優しく
がんばってくれてたのを
目にしていたから
全幅の信頼をしていた
面会できないことなんて
へっちゃらだと思っていた
あのお医者さん達がいるんだもん
絶対大丈夫!
そう思って
慌ただしく子を預けて
一夜明けた次の日
プロが経過を見てくれている
経過によって早期に治療を開始してくれる
という安心感と同時に
ちょうどパパやママを分別できるようになってきた頃に
「急に」「長期間」「一人で」
親から離されることになって
子供の精神状態は大丈夫なんだろうか…?
この先の人生に影響しないだろうか…?
と、病気とは別の疑問が湧き出てきた
「面会できない」ことが
入院した直後に
大きな不安要素になってしまった
ああ、もっとしっかり検討すればよかった
後悔しても
もう子は入院済み
転院するとなると
病気を治すことが最優先なのに
治療が遅れてしまえば
元も子もない
だけど
その後の子の人生も大事すぎる
どうすればいいんだろうか、、、
不安で会いたくて抱っこしたくて
どうにか面会できないか悩んで
夫と話していたら
気づくと2時間以上経っていた
でも結局、
悩んでいても埒があかない
先生に相談するしかない
***
先生に相談したけど
面会はやっぱりNG
でも、先生は
私達の気持ちをしっかり理解し
寄り添ってくれた
面会はNGだけど、この先生達なら大丈夫
出産の時に感じていた先生や看護師さんたちの
あの信頼できる感じが
また蘇ってきた
不安がっても仕方ない
とはいえ不安
いや、大丈夫だよ
と、気持ちの波が
押しては引きを繰り返した
でも、どんなに不安がってても
できることは1つだけ
お医者さん看護師さんを信頼して
子が元気で帰ってくることを信じて待つ!
一番頑張っているのは
わが子なんだから
私達が強くあらなくてどうするよ
***
色んな不安や不安をかき消そうとする
気持ちのゆらぎに
ついつい涙を流しながらも
「待つ」と決めた。「信じる」と決めた。
今日先生からいただいた
「経過順調です」の言葉が
本当にうれしかった
まだ笑顔がないのは
熱が下がったばかりだからだ(きっと)
明日以降
徐々に環境に慣れてきて
少しずつ看護師さんやお医者さんに笑いかけて
帰ってくる頃には
元気いっぱい満面の笑みで
会えるのを楽しみにしておこう
ママもパパも
この数日で少しだけど
強くなれた気がする
成長した君を
しっかり迎えられるように
私達ももっと強くなるね
サポートしてもらえたら夫婦円満のために二人で美味しいものを食べにいきます♡