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プロローグ

あなたの住む街、しばらく帰れていない地元、たまに遊びに行くあの辺。
少し思い出してみてほしい。

もしもその記憶の中に「食堂」や「定食屋」と呼ばれるものがあったならば、あなたの中には食堂ラバーの素質が眠っているかもしれない。さぁ、なんとなく入りづらい暖簾をくぐって食堂ライフを始めてみよう。

はじめに

(いつまで続くかは置いておいて)この記事を書くに至った訳を少し。

昨年の9月に閉店してしまったが、私には大好きな食堂があった。

古いながらも綺麗に掃除され、清潔感のある古き良き食堂。壁には何故か今時の韓流アイドルのポスターが貼ってあったり。

こういった食堂で流れる空気、というのが堪らなく好きだ。

お昼時ともなれば、サラリーマンから現場仕事の職人さんから近所の老夫婦、様々な人たちがお店に集まってくる。
決して行儀やマナーがいい人たちばかりではない。
しかし、それらが食堂が食堂たる空気を作るのだ。横柄な態度のおっさんや大きなゲップをするお爺さん、でかい声でしゃべるマダム、みんなで作る食堂の空気が好きだ。

どこか堅苦しさを感じる今の日本にはない、寛容で温かい、でも必要以上に干渉しない。1人だけど1人じゃない、そんな場所。これが食堂に通う理由だ。

それを少しでも文章や記録に残したくて、できたら誰かに知ってほしくて、筆を取った次第である。

内容について

で、何を書くかというと食べ○グやグー○ルレビューをやろうって話ではない。(あんなのはクソだ
私が行った食堂を淡々と紹介したい。必要以上の感想は述べず、店名と食べたメニューぐらいしか書かない、そんなのをやりたい。

写真も最低限に抑え、あくまでも目的は食事とし、ここに書き込むのはおまけ程度にしておく所存。
定義も特に決めず、ローカルで大衆的と判断すれば記録に残すこととする。

そんな、群馬県を中心に紡がれるスーパー食堂烈伝。次回から本編スタート。



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