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3月11日 5年後を薄目で見た

朝から身体に不自然な力がはいる。きっと今日はみんなそうなんだろうな。

東日本大震災がおきた14時46分、代々木上原のスタバで事務仕事を片付けていたところだったので、PCの前でそっと目を閉じて黙祷をした。
薄目をあけてまわりを見たら、他にもふたりだけ、音楽を聞くふりをした黙祷と、寝たふり(たぶん)をした黙祷をしている人がいた。

あれから5年分すすんできたから、5年後まで見据えることができるといい。
時間が経って薄れないために、過ぎた時間と比例して、未来に視線を伸ばしたい。

5年前の今日、地球にビンタされてから、実際にうけた被害とともに、あふれ出た感情や価値観や優先順位に、とても混乱したことが印象深い。

大事なことって人によってこんなにもちがうんだ、と思い知らされたし、足並みをそろえることのむずかしさ、わかりあえなさ、も強く感じた。

「あの日、どこでなにをしていましたか?」という質問からはじまる会話に、すこしだけ構えてしまう。それでも、みんなが何度も話しただろうあの時のできごとや気持ちを、忘れないように何度でも話そうね、とあらためて思う。

あーちんは、当時小学校2年生だったから、毎年、当時の話をしたり、テレビの情報を観ることで、時間をかけて理解を深めていくのだと思う。
時間とともに忘れていくのではなくて、知ることが増えていく。わたしもそうしたい。

あとドラマ「最高の離婚」をもう一度観たくなった。
震災の日にであったふたりだったし、あの話は、まさに震災後の価値観バーンの後遺症のように思う。

「頭がいいとか知識があるとかより、人を元気にできることのほうが、よっぽど価値があるの。」


今日はとても寒かった。今日もたくさん笑った。


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