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しりとり俳句⑪

明日は8/7(日)いよいよ立秋!
句数がまだ少な目かな?と記事は明日出すつもりでしたが、
今日までの夏の分(季語は自由ですが)、今日中に・・・!と、どこからか紫乃さんの声がしたような気がするので(笑)。

さっそくいきます(笑)。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

紫乃さん「しりとり俳句①」より

第十一回は、7/31~8/6(230~248)全19句。

230. ガラケーを握る爺ちゃん田草取
   田草取(晩夏)し

231. 鶏肉にハーブを添えて避暑の宿
   避暑の宿(晩夏)ち

232. やどかりの景色変はらぬ引越しよ
   やどかり(三春)さ

233. 暑中見舞ラインスタンプぽんぽぽん
   暑中見舞(晩夏)し

234. ぽんとつく判子に滲み蒸暑し
   蒸暑し(晩夏)ち

235. 白靴のぽんと出したる手品かな
   白靴(三夏)さ

236. カナッペの丸や四角やパリー祭
   パリー祭(晩夏)し

237. 最高の言いわけをする御来光
   御来光(晩夏)ち

238. 公園の街灯切れて蝙蝠こうもり
   蝙蝠(三夏)さ

239. リクルートらし黒の集団蜘蛛合戦
   蜘蛛合戦(晩夏)し

240. 先生の手とり足とりあめんぼう
   あめんぼう(三夏)ち

241. ほうたるや傘忘れたる焼き鳥屋
   ほうたる(仲夏)さ

242. リヤカーへ独り暮らしの冷蔵庫
   冷蔵庫(三夏)し

243. ころもがえ元気な色の縞模様
   ころもがえ/更衣(初夏)ち

244. 楊梅ようばいを盛つて砂場へ園児たち
   楊梅(仲夏)さ

245. 立ち雲や報道ヘリのぶおんぶおん
   立ち雲(三夏)し

246. 音程のひとつはずれる草むしり
   草むしり(三夏)ち

247. 知りたがる子らの眼差し夏の昼
   夏(三夏)さ

248. 昼顔や「夏の歳時記」また来年
   昼顔(仲夏)し

     ・・・・・


今週は(今週も?)なかなか句が思いつかなくて、247の私の句は
出先だったこともあり「夏休み」にしようかと思いつつ、
けっこうこの季語つかったなぁと、安易に「夏の昼」にしてみたら、
「夏の昼」という季語は無かった・・・。
季語「夏」でさり気なくごまかす(笑)。
夏は他の季節と違い、昼は灼けつくように暑い。
なので夏の昼のことを「炎昼」というそうです。子季語すらない。
実は、ひょっとしたら・・・という気持ちはありました(笑)。
なぜなら大歳時記に「夏の朝」が他の季節の朝と区別されるのは、昼間の気候の厳しさを念頭に置く点である。という記述を以前読んでいたから。
とほほ。

ああそうだ!
今回は「ぽん」シリーズ「虫」シリーズあります♪
紫乃さんはオノマトペ!

まだまだ暑い日が続きますが、
俳句を詠まれるみなさんならもう確実に
秋が近づいていることは肌で、そして目で感じていることと思います。

私の住むところでも早朝は秋の虫の音が響き、
子どもが学校から持ち帰った朝顔、そして
道ばたには狗尾草がびっしりと生えてきましたよ。

また秋にお会いしましょう。(←誰やねん!(笑))

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