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しりとり俳句⑭

とうとう三百句を超えました!

ではさっそく!

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

紫乃さん「しりとり俳句」①より


第十四回は、8/21~8/28(294~314)全21句。

294. 回答のずれたヒーロー秋うらら
   秋うらら(三秋)ち

295. 蘭の花新居の荷物より早し
   蘭の花(仲秋)さ

296. 夜食喰ふ青き付箋の単語帳
   夜食喰う(三秋)し

297. ちょうどいま会議中なのけらつつき
   けらつつき(三秋)ち

298. 月見月問題集は九冊目
   月見月(仲秋)さ

299. 詰め襟の応援団長天高し
   天高し(三秋)し

300. 菓子ぱんの具はまだ見えぬ秋夕焼
   秋夕焼(三秋)ち

301. 焼けてゐるせんべい返す秋日和
   秋日和(三秋)さ

302. 寄り道のチュッパチャップス鬼やんま
   鬼やんま(三秋)し

303. 松ぼくり去りゆく人と最後の日
   松ぼくり(晩秋)ち

304. 延び延びのランチの予定秋の虹
   秋の虹(三秋)さ

305. 二重跳び息弾ませて青蜜柑
   青蜜柑(三秋)し

306. カンナ咲く愛される性格なので
   カンナ(三秋)ち

307. 野で寝転べばしづみゆく秋の風
   秋の風(三秋)さ

308. 風に乗り南南西へ秋燕
   秋燕(晩秋)し

309. 羽目はずす青虫たちの食べ過ぐる
   青虫(三秋)ち

310. ぐるぐると重ねる粘土秋の朝
   秋の朝(三秋)さ

311. 朝顔の蔓のよからぬ方へ伸ぶ
   朝顔(初秋)し

312. 葡萄熟れぶらんと駐車場の屋根
   葡萄(仲秋)ち

313. 屋根裏の古書をあなぐる夜長人
   夜長人(三秋)さ

314. 一葉落つ握るじいじの大きな手
   一葉落つ(初秋)し

□□□

300番はちりさんでした♪おめでとうございます!(笑)

今週はお菓子シリーズ!あります!

我が家は夏休みも終盤!今週一週間はあまり記憶がありませんでしたが(笑)
こうして振り返ってみると、書き書きしていたのを思い出しました!

そして、今週も季語との出会い。
一番びっくりしたのは309ちりさんの「青虫」

勝手に春のイメージでしたが、そうか春に蝶になって夏に卵を産み付けて、秋に青虫となり、冬にさなぎになり、また春に産まれてくるのだなと。
いやぁおもしろいですね!

ちょうど一年の季語にふれ、だいぶ体感としても季節の感じ方が変わったように思えます。
日本には外国にはない「言葉」がいろいろありますよね。
名前がつくと急に立ち上がる!不思議で面白いです♪

まだ一周しかしていない季語との出会い。
これから周を重ねるたびに増えていくと思うと楽しみです。
決して一朝一夕には出会えない。やはりコツコツとですね♪

まだまだ続きます☆

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