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しりとり俳句(101)

もうすぐゴールデンウィークですね!
すでに入っていらっしゃる方もいるのでしょうか♪
我が家は毎年、遠出はせず普段の休日のような過ごし方をしているのですが、今年は特別!東京へ行ってきますよ~!


今週は蝶々シリーズがあります!
こちらの続きから
👇

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第101回は、4/22~4/29(2111~2131)全21句

2111.    目に鼻に風吹きぬくる山葵かな
    山葵(晩春)ち

2112. 錆猫の大きなあくび磯菜摘
    磯菜摘(三春)し

2113. 積み上ぐる川原の小石春暑し
    春暑し(晩春)さ

2114. 柴犬のふつとふりむく暮の春
    暮の春(晩春)ち

2115. ハルさんの作る定食もんしろてふ*
    紋白蝶(三春)し

2116. てふてふや学校までは徒歩五分*
    てふてふ(三春)さ

2117. 雰囲気のいいお店なり蝶の昼*
    蝶の昼(三春)ち

2118. ビルの間を慣れぬ革靴新社員
    新社員(晩春)し

2119. インディゴのエプロン締めて夏とな
    夏隣(晩春)さ

2120. 留守番の猫を窓ぎわ春惜しむ
    春惜しむ(晩春)ち

2121. ジム流行る菜花蝶に化す丘の
    菜花蝶に化す(晩春)し

2122. 彼女から鶯笛を習ひけり
    鶯笛(初春)さ

2123. ライオンの子ら跳んでたんぽぽの絮
    たんぽぽの絮(三春)ち

2124. 綿菓子の色を選びて夏近し
    夏近し(晩春)し

2125. 頭文字縫ひ取る青や春の空
    春の空(三春)さ

2126. 空ひとつ我も我もと茎立ちぬ
    茎立(三春)ち

2127. 縫ひ上げし雑巾五枚四月来る
    四月来る(晩春)し

2128. くるくると見せる制服チューリップ
    チューリップ(晩春)さ

2129. つぷつぷの桑の花咲く小庭なり
    桑の花(晩春)ち

2130. 龍宮の入口へゆく春の亀
    春(三春)し

2131. 亀鳴いて余白の多き日記かな
    亀鳴く(三春)さ


     ・・・・・

さて、最近読んでいる同世代の方の句集があるのですが、
最初は素敵だなぁと感じつつ、だんだん季語との響き合いや句意が全然分からなくなって、どう読んだら良いのかが分からなくなってしまいました。
要するに「詩情が強い」のだと思います。

俳句を始めて一番最初に感じた「詩情のある句はだんだんと分かるようになるのか?」という疑問、いまだ解決しておらず・・・(笑)。
とはいえまだ俳句を始めて二年半くらい。
まだまだ分かるような段階ではないのでしょうね。

どんなことに対しても「分かったような気になる」のが一番避けたい事ですが、ある程度その都度その都度分かったような気にならないと、続けられないのかなとも思います。
これは他の趣味や仕事などにも通じるかなと思うのですが、分かった!違った!分かった!違った!を繰り返して、時間をかけて成長しないと「違うこと」にも気がつけないのですよね(笑)。

とりあえず今は心に「詩情に限っては、本当は素地がないと理解できないんじゃないの?」という疑い(笑)を持ちつつ、「この感じ素敵だわぁ♪」と分かったような気になるまで、まだまだ諦めないことにします!(笑)

またもう一つ、いつか自分も詩情に富んだ句を詠みたいと思いつつ、そう思っている時点でそれらしく作られた、わざとらしい句しか出来ないんだろうなぁとも思うんです・・・。ひ~!!厳しいですね~。
今はしっかり、ゆっくり、解説付きの本を読んでいきたいと思います!

長くなりました!
いつもありがとうございます♪

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