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しりとり俳句(80)

いよいよ師走に入りましたね!
今週は「パズル」シリーズがありますよ。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第80回は、11/27~12/3(1670~1690)全21句

1670. ドアノブに宿りたるらし寒さかな
    寒さ(三冬)ち

1671. 武蔵野の空に泪を冬の虹
    冬の虹(三冬)し

1672. 二次会の前に寄りたる鯛焼屋
    鯛焼(三冬)さ

1673. きやあきやあと言ひながらなほそり遊び
    橇(三冬)ち

1674. そびえたる樹頭かがやく枯木道
    枯木道(三冬)し

1675. 道順はすでに頭に神の旅
    神の旅(三冬)さ

1676. 足袋履けば直角となる踵かな
    足袋(三冬)ち

1677. 加藤家のちやぶ台にある蜜柑かな
    蜜柑(初冬)し

1678. 完成に近づくパズル冬の夕*
    冬の夕(三冬)さ

1679. 「夕飯よ、パズルと蜜柑片づけて」*
     蜜柑(三冬)ち

1680. ていねいにパズル運んで鋤焼を*
    鋤焼(三冬)し

1681. 気を入れて最後の仕上げ玉子酒
    玉子酒(三冬)さ

1682. けんかしてすぐ仲直り千歳飴
    千歳飴(初冬)ち

1683. 飴ちやんをたんとコートのポケットへ
    コート(三冬)し

1684. ベッドから早くも落つる湯婆たんぽかな
    湯婆(三冬)さ

1685. ぽちぽちとメッセージ打つ炬燵猫
    炬燵猫(三冬)ち

1686. 猫と子と父も包まる毛布かな
    毛布(三冬)し

1687. うふふふふあはははいひひちやんちやんこ
    ちやんちやんこ(三冬)さ

1688. 暦果つ短冊形に切らんとす
    暦果つ(仲冬)ち

1689. トスカーナ料理を皿にクリスマス
    クリスマス(仲冬)し  

1690. マス目から大きくはみ出す古日記
    古日記(仲冬)さ


     ・・・・・

いよいよ今年最後の月になりましたね。

11月はなかなか詠めない日が続いたのですが、
2,3か月前の自分が出した投句先の結果が開いてそれに励まされたり、
どうにか月末の句会に参加したいと思い、過去の句帳から句を探して無点覚悟で参加してみたら選をいただけたりと、過去の自分に助けられた気がします(笑)。
それに何も詠んでいないわけではないんですよね。
このしりとり俳句がある!
ありがたいことです。
というわけでこれからも続いていきます!

いつもありがとうございます♪

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