見出し画像

時にはキングヘイローの話を -0-

「ウマ娘」というゲームが、流行っているらしい。
らしい、とか言ってるけど、おいら自身、バリバリやってます。

もともと競馬は好きだったけど、ここ数年遠ざかってました。
ウマ娘の話題がツイッターに上がってきた時も、
「そういやそんなゲームだかアニメだかがあるのを聞いたことがあったな」
くらいでスルーしそうだったんだけど、冗談のつもりで
「キングヘイローが出てるならやるかなァ」
なんて言ったら、なんとほんとに登場するらしいじゃないの。
まさかまさか。
思わず「うそでしょ!?」ってつぶやくくらい、想定外でした。
いや、実際、人気のある馬だったし、G1馬でもあるんだけど、そうは言っても決して ”スターホース” ではなかったからなァ。

そう、キングヘイローという馬がいました。
1997年から2000年に活躍した馬で、2019年に亡くなっています。

競馬を…もしくはキングヘイローを知らない人に彼をざっくり(多少の嘘を交えて)紹介するとしたら…

・父が欧州最強馬、母が米国最強牝馬という世界的超良血。
・デビューから3連勝、世代No.1はこの馬!と期待される。
・ところが強力なライバルが続々登場、大活躍を見せる一方で、彼は世代No.1どころかG1レースにどうしても勝てない。
・プライドを捨てて様々なレースに出走、「迷走」とまで揶揄されるも、 11度目のG1挑戦でとうとう優勝!

とまぁ、決して順風満帆とは言えない競争生活の果てに夢を果たした不屈の馬、というのがよく語られるところであり、「ウマ娘」に登場するキングヘイローもこれを基にしたストーリーを持っています。

さて、「ウマ娘」というゲームについて。

ご存じの方も多いでしょうが、大胆にも競走馬を擬人化し、女の子にしちゃったゲームです。それも、オトコ馬まで、ぜんぶ女の子になってます。というか、9割が元オトコ馬ってくらい。
そりゃそうだ、ひと昔前までは、オンナ馬でオトコ馬と対等に戦える馬は滅多にいなかったので、過去の活躍馬を女の子化するなら、ほぼオトコ馬ってことになるのは当然でもあります。

なので、キングヘイローも女の子になってます。
前述の「偉大すぎる親」と「キング」の名前から、
プライド高い系お嬢様キャラになっていまして、
滑稽な裸の王様からの成長ストーリーはやはりグッとくるものがあります。

キングヘイローに限らず、ウマ娘たちは実在の競走馬の競走人生…馬生?をもとにしたストーリーとキャラクターを持っているので、その競走馬を知っている人にぶっ刺さるのはもちろんなのですが、実際は「競馬を知らなかったけどウマ娘にはまっている」って人もたくさんいるわけで、それだけ競馬が実は万人受けするポテンシャルを持ったコンテンツだった、てことの証明だと思えます。

とはいえ、あくまでウマ娘はウマ娘。
実在のキングヘイローはウマ娘のキングヘイローをそのまま男の子にしたような馬だったのか、っていうと(あくまでおいらの印象では)そういうわけでもなくて。そのままの部分もあれば、むしろ真逆だった部分も。

そんな ”彼” の、”彼女” とはまた違った魅力を、あれこれ語っていきたいと思ってたけど長くなったので、今日のところはこのへんでやめよっと!


画像1

そうそう、ちょっと前にPCがぶっ壊れて新しいの買ったんだけど、そのせいでまだデジタルでお絵描きできない状況なのですが、絵が無いってのもさみしいから、しょーがないのでアナログで描きました!
キングヘイロー嬢とキングヘイロー。大きさのバランスがおかしい。

描いてて気づいたことが一つ。

おいらの家には、消しゴムが無いらしい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?